(※写真はイメージです/PIXTA)

通販ビジネスが広く浸透する中にあっても、食品業界ではなかなか業態が浸透しません。しかし、ある特徴を持つ企業の場合は、すぐに「通販ビジネス」を始めたほうがいいといえます。リライズコンサルティング株式会社による書籍『いちばんわかりやすい! 食品通販ビジネスの教科書』(幻冬舎メディアコンサルティング)より、通販を始めるべき企業、そして注意すべき企業の特徴を見ていきます。

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食品業界、今すぐ通販を始めたほうがいい会社「2つの特徴」

通販に参入するにあたって、以下に示す2つの特徴が当てはまる場合は、今すぐ通販を始めたほうがいいと私たちは考えています。

 

①ニッチで需要が高い食品を提供している企業

1つ目は、例えば主食用肉やグルテンフリースイーツなどのようにニッチだけど特定の顧客層に需要が高い食品を提供できる企業です。つまりリアルチャネルでは選ばれにくくても、一部の顧客層に強い支持を得るような品ぞろえをしている企業は、直接全国の消費者に商品を提供するBtoC-ECとの相性がいいのです。

 

このようなニッチジャンルの製品は、BtoB(企業間)取引で棚シェアをとることが難しい傾向にありますが、まず先にBtoCで販売して認知を広げていくことで卸業者の引き合いが増え、BtoB取引にスムーズに展開することも見込めるようになります。

 

実際に、BtoC向きの商品が評判になったことで、大容量・業務用として卸先に提供するようになったケースはよく見られます。

 

②売上の大半を「卸売」に頼っている企業

2つ目は、売上の多くを卸取引に依存している企業です。取引額を引き下げられる、相手先が倒産するなどした場合、大幅に業績が悪化してしまいます。

 

取引の量や価格についての決定力が弱い立場であることが多く、売上を維持するために苦しい利益率で難しい手間のかかる加工・製造を請け負っていたり、年々上昇する人件費や光熱費に対して売値への反映ができずに悩んでいたりする企業が多いのが実情です。

 

それに対して、通販を導入すると自社でコントロールできる範囲が広がります。例えば、卸取引しかしてこなかったあるスイーツ工場は、普段から作っている卸用スイーツに、家庭で消費しやすくするための個包装やストックにも便利な冷凍製品としてのアレンジを加えてEC展開することで、4倍以上の売値をつけて業績を高めています。

 

このように、自社の業績をコントロールしていきたいのであれば、通販は欠かせません。

 

次ページ反対に、通販で失敗しやすい企業の特徴は…

※本連載は、リライズコンサルティング株式会社による書籍『いちばんわかりやすい! 食品通販ビジネスの教科書』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋・再編集したものです。

いちばんわかりやすい! 食品通販ビジネスの教科書

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