大地震に備えて構築しておきたい「自前のインフラ」とは?

今回は、大地震に備えて構築しておきたい「自前のインフラ」について見ていきます。※本連載は、英系投資顧問会社SPRING社の取締役で、グローバルマクロ戦略主任である塚口直史氏の著書、『情報を「お金」に換えるシミュレーション思考』(総合法令出版)の中から一部を抜粋し、自然災害・高齢化によって起こり得るリスクストーリーを考え、対策をシミュレーションしていきます。

発電機、電気プレート、水、食料などを備えておく

いかがでしょうか。前回の記事で災害時に迫り来る苦労と恐怖、不便さが想像以上だということを理解してもらえたでしょうか。

 

しかし、「ストーリー」があれば、ムダな苦労を味わう必要はありません。何をどう備えれば良いかが見えてくることを理解してもらえると思います。「ストーリー」を創ってシミュレーションを行う過程には、物事を可視化する力があるのです。そして、「備える」という行動に結びつける力を与えてくれるのです。

 

大災害の到来は誰にも予測できません。しかし、生活インフラを自前で整備できるなら、どれほど気持ちに余裕ができることになるでしょう。しかも、それは何も大それたことではないのです。スマホと発電機と電気プレートと水と食料、これを普段から蓄えておく、これで十分です。

自前のインフラがあれば、最も安全な屋内待機が可能に

大火災が起きた場合、停電などのインフラの停止は、最低1ヶ月は続くと言われています。行政の機能は麻痺し、夜は暗黒となる都会では、治安が悪化していきます。伝染病の危険もあります。やはり耐震構造のある家屋内にいるのが賢明な選択であることが予想されます。

 

加えて、パニックになり、思考能力の低下する中であらゆるリスクが顕在化している屋外になど出歩くべきではありません。避難場所ですら、大量の人々が押し寄せている、身動きができない環境となっていた場合には、もし火事が起きたら、将棋倒しなどで命を失う危険性もなきにしもあらずなのです。

 

水素燃料電池を用意するなど、自前のインフラをちょっと整備することで、屋内待機という最も簡単で安全な行為が可能になります(以下の図表を参照してください)。

 

[図表]水素燃料電池の紹介

 

自宅や会社にいて、ラジオ、テレビ、インターネットなどから冷静に火事の動向を追いながらも、時間が経つにつれて本格化していく自衛隊の救援活動に確信が持てるまでの間はみだりに出歩かないことが肝要です。

グローバルマクロ戦略ファンドマネージャー
欧州系投資顧問会社プラスプラスグループ代表取締役/運用統括責任者

早稲田大学政治経済学部卒。青山学院大学大学院国際政治経済学研究科修士課程修了。

大学卒業後、都銀系投資顧問に入社、シティバンクでの通貨・金利スワップディーリング業務を経て、世界最大級の運用会社であるブラックロックに移籍、グローバルマクロ戦略ファンドを統括。

リーマンショック時、多くのファンドが損失を出すなか、投資収益率としては驚異的な50%以上のリターンを上げ、ブラックロックの全ファンド内で1位の成績を収める。

2013年にプラスプラスグループを創業、2018年よりEU=欧州連合にて投資一任運用業務免許を取得、マルチアセット戦略ファンドおよびグローバルマクロ戦略ファンドを設立・運用中。

著者紹介

連載情報を「お金」に換えるシミュレーション思考〜リスク管理編

情報を「お金」に換える シミュレーション思考

情報を「お金」に換える シミュレーション思考

塚口 直史

総合法令出版

思い描く人生を歩むためには仕事でもプライベートでも、自分なりの「ストーリー」を描き、「シミュレーションすること」が必要です。このシミュレーションをせず周りの意見に流されて行動したり、思いつくがままに行動すると、…

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