「株は大金が必要で、一日中見張っていないといけない」と思っていませんか? 実際には、1株数百円から買える身近な銘柄に絞り、忙しい出社前のわずかな時間だけで着実に利益を積み上げている人がいます。成功のヒミツは、チャートが「N」の形に見えるタイミングだけを狙い撃ちすること。そして、もし値下がりしても大きな損をしないよう「保険の注文」をかけておくこと――。本記事では、中野稔彦氏の著書『株をやるなら逆指値』(フォレスト出版)より、投資スクールに通う30代会社員の経験談から、誰でも真似できる「負けにくい投資」のルールを解説します。
チェックする銘柄は基本的に「2000円以下」
また、チェックする銘柄は基本的に2000円以下と決めています。そのルールでも対象となる銘柄はたくさんあるのですが、結果的に、住友化学と日本製鉄(5401)は何度か取引することになっているそうです。2025年の段階では、Nの出やすい銘柄だったということが言えるかもしれません。
半年経った現在の取引回数は1週間に1回程度。購入した銘柄に対しては、逆指値を毎日入れていますが、1日で売却になる時もあるし、長いときは1週間くらいで売却になるそうです。半年での取引回数は40回を超えているそうです。
毎朝8時30分に80銘柄をウォッチ…銘柄選びの「基準」
最初の抽出銘柄は3銘柄だったAさんですが、半年経った今は、80銘柄をウォッチしています。それでも、基本的には株価2000円以下をウォッチするというルールは変えていません。つまり、世の中で人気の半導体関連株や商社株などは、ウォッチの対象外ということです。
元の予算が40万円だったこともあり、1回に保有する銘柄は2銘柄がせいぜいだそうです。
Aさんが銘柄管理に使っているのは、楽天証券の「iSPEED」です。そこに気になる銘柄をどんどん登録していき、ちょっと形勢が悪い銘柄は削除して入れ替えもしています。
会社に出社する前の8時半に毎朝、80の銘柄のチャートを眺めます。Nが出ている銘柄がたくさんある日もありますが、予算の関係で全部買うわけにもいきません。Nが出ているな、と思っても、順々に全部の銘柄のチャートを眺めます。その中で、自分が見立てた一番良い形のNが出ている銘柄を選んで、購入の予約を入れます。
橋本-investment
代表取締役
1954年生まれ。1977年北海道大学経済学部卒業後、大和證券入社。主として法人部門に勤務。資金運用、資金調達、子会社上場、M&A、IRなど法人に関する業務を担当。その後、大和企業投資に転籍し、ベンチャー企業の育成とファンドの創設を行う。
「株式市場の健全な発展が社会の発展につながる」を信念として、「個人投資家の支援」「上場会社のIR支援」を使命としている。「市場は日々変化しており、すべての手法や考え方も変化すべきである」が持論である。
著書に『100の金言に学ぶ富と成功の原則』、共同執筆として『株鬼流最強の株式道場』『株鬼流最強の実戦道場』(いずれもかんき出版)、近著に『株式投資で成功する人だけが知っている3つの法則』(フォレスト出版)がある。
■企業HP:https://h-i.co.jp
著者プロフィール詳細
連載記事一覧
連載元証券外務員が教える…元手資金が少なくても、チャートを見る時間もなくても、株式投資で勝つ方法