「長期投資」は金持ちの投資手法
投資の本質は「株式の確保」ではなく、「資金の確保」
「投資」は極めて単純な仕組みです。「安く購入したものを高く売却する」「高く売却したものを安く買い戻す」この差額を獲得し、差額を積み重ねることで、投資資金を増やします。
大事なのは「投資資金」を増やすことが「投資」の本質だということです。多くの人は株式投資とは、株式を保有することと思っているように見受けられます。しかし、それは大きな間違いです。「投資」の成果は「投資資金」に比例します。同じ投資をしても、「投下資金」が多い人の方が当然ながら成果が上がります。
仮に、年間の目標投資成果を500万円にしたとします。1億円の投資資金がある投資家は、5%の利益で達成できますが、1000万円しか投資資金がなければ、50%の利益を求める必要があります。しかも、1億円で損失を抱えても、投資資金が多額であるためリカバーする手法も多々あります。そもそも、それほどリスクの高い投資をしなくても済みます。何せ、5%の利益を達成すればいいわけですから。
しかし、1000万円ではそうはいきません。株式投資では、よく「BUY&HOLD」という言葉が語られます。「長期投資」ともよく言われます。もちろん、1度保有したら、数年、あるいは十数年かけて5倍、10倍の株価になることもあります。また、配当という果実も受けられます。
しかし、これは1億円保有しているような金持ちの投資方法であり、われわれ零細投資家がこの方法をとったのでは、「投資資金」が回収できません。「金持ちの投資」で「貧者」は金持ちになれません。そんな悠長な投資姿勢をとっているようでは、最初から負けているのと同じなのです。
つまり言いたいのは、「投資」は個人個人のオーダーメイドで行うべきであり、投資資金が巨額な投資家の「投資手法」が、必ずしも零細投資家にとって有効であるとは言えないということです。貧者にとって大事なのは「株式の確保」ではありません。「資金の確保」です。
投資資金が多くない人は塩漬けをしてはいけない
よく含み損があるために、長いこと株式を「塩漬け」にしている投資家もみかけます。これも、金持ちならばそうしてもいいでしょう。しかし、貧者はそうするべきではありません。損失を怖がらず、一刻も早く投資資金として回収し、生き金に戻して新たな投資に向けるべきなのです。
しかし、意思を持って塩漬け株を売却するのは、勇気のいることです。私が提唱する投資法であれば、機械的な投資なので、意思を持って塩漬け株を売るといったことも一切起きません。とにかく、いかに合理的に「投資資金を確保」していくかということだけを考えて、投資をしていくのが私の提唱する貧者の投資方法です。

