お金も時間も「今の自分の経験」に使うシニアが増加
Nさんの事例のように、お金をただ貯め込むだけでなく、有意義な経験に使うことで人生の満足度を高めるシニアが増えつつあります。
株式会社ハルメクホールディングスが発表した「お金に関する意識・実態調査」によると、今後のシニア層の消費動向として「お金も時間も(キャンセルせずに)自分に使うシニアが増加」していることが指摘されています。
物価高などによる将来の不安から節約志向が高まる一方で、「イマ活」や「ご自愛消費」といった言葉に代表されるように、今の自分の楽しみや経験に対しては積極的にお金を使うというメリハリのある消費行動が広がっているのです。
老後資金への不安は誰にでもあります。しかし、健康で体力があるうちに、旅行や趣味など、夫婦の絆を深める「思い出づくり」に投資することは、将来の豊かな会話や心の平穏という、目に見えない大きなリターンをもたらすでしょう。
お金を「使うべきタイミング」で見極め、かけがえのない経験に変えていくこと。それこそが、後悔のない老後を送るための一つの答えといえるのではないでしょうか。
[参考資料]
株式会社ハルメクホールディングス「お金に関する意識・実態調査2025」
