(※写真はイメージです/PIXTA)

高齢期の暮らし方は、年金や貯蓄だけに限られません。賃貸物件などの資産を持ち、家賃収入で生活する高齢者も一定数存在します。総務省『家計調査(2024年)』でも、高齢世帯の所得には公的年金以外に「財産所得」が含まれており、家賃や利子などの収入が生活を支えるケースがあることが示されています。一方で、資産を持つ家庭では「次の世代がどのように生き方を選ぶか」という問題も生まれます。豊かな環境に育った若い世代が、必ずしも同じ価値観で人生を選ぶとは限らないからです。

家賃収入で暮らす祖母

「祖母は、ずっと家賃収入で暮らしていました」

 

そう話すのは、都内で働く会社員の真奈さん(仮名・30歳)です。祖母の恵子さん(仮名・74歳)は、いわゆる資産家で、都内に複数の賃貸物件を所有しています。家賃収入は年間3,900万円ほどになるといいます。

 

祖父が不動産業を営んでおり、その後を祖母が引き継いだ形でした。

 

「祖母は“働かなくても生活できる人”でした」

 

恵子さんは年金も受給していますが、生活費の多くは家賃収入でまかなっていました。日常生活は質素で、派手な贅沢をするタイプではありません。

 

「お金はあるけど、使い方は堅実な人です」

 

古くからの持ち家に住み、毎朝同じ喫茶店に通い、近所の商店街で買い物をする。そんな落ち着いた生活を続けていたといいます。

 

真奈さんは、幼い頃から祖母に可愛がられてきました。大学生の頃、祖母はよくこう言っていたといいます。

 

「あなたも将来は困らないわよ」

 

祖母はすでに遺言書を作っており、資産の一部は孫にも引き継がれる予定でした。不動産収入がある家庭に生まれたことで、真奈さんの周囲には「将来は安泰だね」と言う人もいたといいます。

 

「正直、そういう見方をされることもありました」

 

しかし、真奈さん自身は、その状況に少し複雑な思いを抱いていました。

 

大学卒業後、真奈さんは一般企業に就職しました。収入は決して高くなく、仕事も忙しい毎日です。

 

「祖母からは、無理に働かなくてもいいと言われたこともありました」

 

資産があるのだから、もっと楽な生き方を選んでもいいのではないか。そう言われることもあったといいます。それでも、真奈さんは仕事を続ける道を選びました。

 

「自分の力で生活してみたかったんです」

 

資産の存在を否定するわけではありません。ただ、それに頼る人生を最初から選ぶことには、どこか抵抗があったといいます。

 

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