(※写真はイメージです/PIXTA)

「収入に見合った生活をすれば将来に備えられる」――そうした価値観は長く共有されてきました。しかし現実には、平均的な収入を得ていても貯蓄が進まないと感じる世帯は少なくありません。教育費や住宅費、将来の介護負担など複数の支出要因が重なり、節約だけでは資産形成が難しい構造が浮かび上がっています。

親の介護が重なる将来不安

さらに不安なのは親の介護です。親は自営業で年金が少なく資産もないといいます。

 

「施設に入ることになれば私が費用を出すことになると思います。在宅介護は仕事上できません」

 

介護費用は老後資金形成を直撃します。特別養護老人ホームでも平均的な年金水準の場合、月18万円程度の費用がかかるとされ、年金だけでは賄えないケースも少なくありません。

 

子どもの教育費、親の介護費、自身の老後資金――。複数の世代負担が重なると、平均収入世帯でも貯蓄余力は急速に縮小します。

 

節約や努力の問題ではなく、ライフイベント支出が重なりやすい構造そのものが資産形成を難しくしている側面があります。

 

子どもに教育を与えたいという思い、親を支えたいという責任感は自然なものです。しかしそれが貯蓄を圧迫し、次世代の負担につながる可能性もあります。

 

高嶋さんが十分な老後資金を準備できなければ、将来は子ども世代に負担が移る可能性もあります。

 

平均収入を得ていても資産形成が難しい――。そう感じる世帯は珍しくありません。

 

かつては「身の丈に合った生活」をすれば将来に備えられるという前提がありました。しかし教育費と介護費が家計に重なる現代では、その前提自体が揺らいでいます。

 

愛情と責任に支えられた家計が、同時に資産形成を難しくする――。平均世帯の現実は、そうした構造的な困難を映し出しています。

 

【関連記事】

■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】

 

■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】

 

「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】

 

カインドネスシリーズを展開するハウスリンクホームの「資料請求」詳細はこちらです
アパート経営オンラインはこちらです。 富裕層のためのセミナー情報、詳細はこちらです 富裕層のための会員組織「カメハメハ倶楽部」の詳細はこちらです オリックス銀行が展開する不動産投資情報サイト「manabu不動産投資」はこちらです 石福金属工業のお知らせ 一人でも多くの読者に学びの場を提供する情報サイト「話題の本.com」はこちらです THE GOLD ONLINEへの広告掲載について、詳細はこちらです

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録
会員向けセミナーの一覧