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Mayaの躍進と資本市場の新局面
Mayaの財務実績もこうした動きを裏付けています。同社は2025年に黒字化を達成し、同年1〜9月期で16億ペソの利益を計上しました。傘下のMaya Bankはローン残高が前年比59%増の270億ペソ、預金残高も44%増の567億ペソへ急拡大しており、純利息マージンも13.9%から18.9%へと大幅に改善しました。成長性と収益性の両面で投資家の信頼に応えられる環境が整いつつあります。
今回の一連の動向は、フィリピン資本市場が新たなステージへ移行しつつあることを示唆しています。SECによる規制の段階化は市場の間口を広げ、GCashやMayaといったメガIPOを国内外の投資家が待望する状況を生みました。特にMayaの試みは、フィリピン企業が本格的にグローバル資本市場へ打って出る歴史的な挑戦であり、東南アジアにおけるデジタル金融の成熟を象徴する出来事といえます。
ただし、留意すべき課題も残っています。公開株比率の低下は流動性の減退や価格形成の歪みを招くリスクを孕んでおり、市場の健全性への影響については慎重な検証が求められます。しかし大局的に見れば、規制の柔軟化と大型フィンテックの上場機運が合致した現局面は、フィリピン市場が長年切望してきた「市場の厚み」と「国際競争力」を獲得する好機です。その成否は、今後のフィリピン企業の海外展開の試金石となるでしょう。
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