日本では3組に1組が離婚する時代といわれています。実際、厚生労働省の統計によると、2022年の婚姻件数に対する離婚件数の割合は約35%に達しました。とはいえ、収入を持たない専業主婦にとって、離婚はその後の生活を大きく左右する重大な決断です。タイミングを誤れば、老後資金や住まいに不安を抱えたまま再スタートを切ることにもなりかねません。では、もし財産分与や年金分割を十分に見据えたうえで、最も条件の整ったタイミングで離婚が成立したとしたら――。今回は、結果として「狙い通り」ともいえる形で人生を区切った、ある専業主婦のケースを紹介します。

離婚は「復讐」ではなく「清算」

離婚協議は、驚くほど淡々と進みました。婚姻期間中に築いた財産のうち、共有財産と認められた分を整理した結果、由美子さんが受け取った財産分与は約1,600万円。退職金についても、婚姻期間に対応する部分のみが分割対象となりました。さらに、年金分割により夫の厚生年金の一部を将来受給できる権利も確保しています。

 

「小さなアパート暮らしで十分なんです。あとは家事代行で働きたい。長い専業主婦生活で、それだけには自信があるので」

 

感情的な争いはありませんでした。由美子さんにとって、離婚は復讐ではなく、人生の清算だったのです。

 

「もし夫の浮気がもっと早く終わっていたら、こうはできなかったかもしれませんね。私は何も生み出してこなかったわけじゃない。家庭を守り、子どもを育て、夫が働ける環境を整えてきたんです。その対価をもらって、あとは自由に生きていきます」

 

専業主婦であっても、婚姻期間中に築かれた資産を分け合う権利があります。離婚は、弱い立場の人が泣き寝入りする制度ではありません。

 

由美子さんの選択は、誰かを打ち負かすためのものではありませんでした。婚姻のなかで果たしてきた役割と、その積み重ねを法的に整理し、次の人生へ進むための区切りをつけただけです。離婚とは、ときに感情の決着ではなく、人生を立て直すための「現実的な判断」でもあるのです。

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