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持続可能な成長への処方箋
長期成長の鍵となるのは、輸出拡大と産業構造の多角化です。フィリピンはASEAN諸国の中でGDPに占める輸出比率が低く、これが外部ショックへの耐性となる一方で、飛躍的な成長を阻む要因ともなっています。島嶼国特有の高コストな物流構造に対し、経済団体からは「先端技術による生産性向上」「農業供給網の整備による食料安全保障」「ガバナンスの徹底」「観光インフラの刷新」といった抜本的な改革案が提示されています。
これらの構造改革が着実に実行されれば、2028年の次期大統領選に向けた「選挙特需」という政治的サイクルとも相まって、成長率は再び上昇軌道へ回帰するでしょう。フィリピン経済は現在、内政上の混乱による一時的な「踊り場」にありますが、PEZAが示す底力とインフラ投資の再加速は、この停滞が一時的なものであることを示唆しています。
2027年の6%成長を実現するためには、予算執行の遅れ解消のみならず、物流コスト削減やビジネス環境改善といった積年の課題に、今、真摯に向き合う必要があります。日本を含む海外からの投資を引き続き呼び込み、ASEANの成長リーダーとしての地位を奪還できるか。フィリピン経済は今、その真価を問われる正念場に立っています。
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