ゴールドオンライン新書最新刊、Amazonにて好評発売中!
世界の税金はどうなっているのか 富裕層の相続戦略シリーズ【国内編】
矢内一好(著)+ゴールドオンライン(編集)
シリーズ既刊本も好評発売中 → 紹介ページはコチラ!
「木割り」という施工図
日本の室町時代以降に貴族の住まいとして定着した「書院造り」の家の座敷には、床の間と呼ばれるものがありました。それから600年余りを経た現代の住まいにも引き継がれています。床の間は掛け軸や陶器などの美術品を飾るための場所であり、その家の主人の趣味の高さや財力、権勢を示すものとして住まいの重要な要素となっていました。それだけに使用する材料や各部の寸法などは厳密に定められ、「木割り」と呼ばれる寸法図がありました。これも日本の建築独特の施工図、あるいは施工のルールであったということができます。
床の間は「木割り」によって寸法の比例関係が決められ、デザインのバランスが取れるようにできています。
一例を挙げれば、床の間と床脇を合わせた壁の長さ(間口)が2間(12尺)であれば、床の間を7尺、床脇を5尺とし、床柱の太さが4寸であれば落とし掛けと長押の間は8寸(床柱の太さの2倍)、床框の成(高さ)も4寸、落とし掛けの成は2分の1の2寸などといった具合です。掛け軸をかける軸吊り金具も用意されますが、その高さも、客人の座った位置から見上げて見えない位置、と決められています。
床の間まわりはすべての寸法が一定の比率でルール化され、この寸法の比率を守ることで、畳に正座して床の間を見たときに、すべてがバランスよく整えられたものとして目に入ってくるようになっています。
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】
■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】
