(※写真はイメージです/PIXTA)

高齢化が進む日本では、家族による在宅介護の負担がますます重くなっています。厚生労働省『令和4年国民生活基礎調査』によれば、要介護者の主な介護者は「同居の家族」が45.9%を占めます。介護者の年齢層も高く、50代〜70代が中心。体力の問題や仕事・家庭といった負担を抱えながらのケアは、精神的にも肉体的にも大きな負担となっています。「家族だから仕方ない」と思っていても、感謝の言葉すらかけてもらえない現実に、心が折れそうになることもあるようです。

「どこかで、報われる日がくるかもしれないから」

「正直、施設に入ってもらったほうが楽かもしれない。でも、そんなお金はうちにはない。母は“家がいい”って言うし……」

 

尚子さんは、行政の高齢者支援窓口に相談しながら、特別養護老人ホーム(特養)の申し込みも検討していますが、現状では数年単位の待機も珍しくありません。

 

介護は「やって当然」になりやすく、介護者の孤立や“無償の奉仕”が問題視されることもあります。国も「介護離職ゼロ」を掲げ、在宅介護支援や介護者支援制度の拡充に取り組んでいますが、現場の負担はなお重いままです。

 

「ありがとうがほしいわけじゃない。でも、あの一言はこたえました」

 

そう言いながらも、尚子さんは今日もキッチンで母の好きな煮物を作っています。

 

「もう少しだけ、頑張ってみようかな。どこかで、報われる日がくるかもしれないから」

 

介護は「すべてを一人で抱え続ける」しか選択肢がないわけではありません。たとえば、ケアマネジャーに相談してサービス内容を見直す、ショートステイを定期的に利用して介護者が休む時間を確保する、あるいは同居を続けながら将来的な施設入所を視野に入れて準備を進めるといった方法もあります。

 

「限界まで頑張ること」だけが親孝行ではない。介護する側の人生や心身の健康を守ることも、同じくらい大切な選択肢の一つなのです。

 

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