(※写真はイメージです/PIXTA)

多くの夫婦にとって「定年退職後」は、新たな人生の始まりとされます。仕事に追われてきた日々を振り返り、ようやく夫婦でゆっくり過ごせる——そう信じていた矢先、思いもよらぬ“別れ”が突如として訪れるケースもあります。ある日突然、配偶者が「もう一緒に暮らすのはやめたい」と言い出したとしたら? しかもそれが、退職金を手にしてから間もないタイミングだったとしたら——。

「これからは、自分の人生を生きたい」

「どうしてこんなことになったのか、今でも信じられません」

 

そう語るのは、神奈川県在住の主婦・美佐子さん(仮名・60歳)。会社員だった夫・和彦さん(仮名・61歳)は、昨年春に定年退職を迎え、約2,200万円の退職金を手にしました。

 

「夫は昔から真面目で、仕事中心の人でした。家族のために長年頑張ってくれていたのはわかっています。だからこそ、“退職したら、やっとゆっくりできるね”と2人で話していたんです」

 

しかし退職から半年後、和彦さんの様子に変化が現れます。家にいる時間が減り、平日でも登山仲間と外出する日が増えました。ある日、いつもと同じように帰宅した和彦さんが、食卓に座るなりこう切り出したのです。

 

「俺さ、これからは好きに生きたいんだ」

 

美佐子さんは、まさに“青天の霹靂”だったと語ります。

 

「突然、“別々に暮らしたい”って言われて……。『自分のことを後回しにしてきたから、今度は自分の人生を優先したい』って。まるで私の存在が足かせみたいな言い方で、悲しくなりました」

 

ただ、後になって思い返すと、夫なりの葛藤があったことにも気づいたといいます。

 

実は退職直後、和彦さんは「毎日が空虚だ」と漏らしていたことも。仕事一筋だったぶん、「肩書きがなくなった自分」に対する喪失感や焦燥感を抱えていたのかもしれません。

 

「もしかすると、“家庭”に居場所を見いだせなかったのかもしれない」と、美佐子さんも今では少しずつ、冷静に振り返れるようになったといいます。

 

ある日、美佐子さんが目にした通帳の記録は、さらに彼女の心をざわつかせました。退職金のうち、数百万円単位での引き出し記録がいくつか続いていたのです。

 

「『なんでこんな額を?』と思って聞いたら、『登山用具を買いそろえた』とか『温泉旅行に行った』とか曖昧な返事ばかりで……。もしかしたら、登山仲間の女性と旅行でも行っていたのかも、なんて勘ぐってしまいました」

 

美佐子さんが和彦さんと共有していた生活費口座には、毎月定額の入金があったものの、残りの資金の行方は彼女の知るところではありません。

 

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