「仕送り」と「自立」の狭間で
真理さんはその後、月5,000円の“食費補助”を提案しましたが、息子は頑なに断ったといいます。
「“子ども扱いするなよ”って。自立したいって気持ちは分かるけど、食べるものがない生活で頑張らなくていいと思うんです」
結局、真理さんは月1回「冷凍便」で手作りのおかずやレトルト食品、米などを送ることに。食費としての現金給付はせず、“物”での支援に切り替えたことで、息子も少しずつ生活を立て直し始めているそうです。
親ができる支援には線引きが必要だという考えから、過干渉にならないよう工夫しているとのこと。
「“仕送りするよ”じゃなくて、“お米送るね”って言ったときのほうが、素直に“ありがとう”って返ってきました。本人の気持ちを尊重しながら、支える方法を見つけていくのも、親の役割なのかもしれませんね」
安心して社会に踏み出すためには、見えづらい“食の貧困”や“栄養の偏り”にも目を向け、支える仕組みがますます必要とされているのかもしれません。
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