(※写真はイメージです/PIXTA)

かつては「老後は夫婦で支え合うもの」という価値観が当たり前でしたが、近年では「卒婚」や「定年離婚」といった言葉が一般化し、人生の後半で夫婦の関係に変化が生じるケースも少なくありません。厚生労働省『人口動態統計(令和5年)』によると、婚姻期間20年以上の“熟年離婚”は年間約4万件にのぼり、全体の離婚件数の2割以上を占めています。長年連れ添った夫婦の間にも、「別々の人生を歩む」という選択が現実のものになってきているのです。

「ちょっと、話があるんだ」

「定年までよく頑張ってくれたと思っていました。やっと一息つけるって――そう思っていたのに」

 

そう語るのは、横浜市に住む主婦・鈴木恵子さん(仮名・65歳)。長年、専業主婦として家庭を支え、夫・浩一さん(仮名・68歳)の定年退職をきっかけに、ようやく“自分の時間”を楽しめるはずだったと言います。

 

しかし退職からわずか数週間後、恵子さんは夫から“ある言葉”を告げられます。

 

「ちょっと、話があるんだ。これからの人生、別々に歩んだ方がいいと思ってる」

 

まるで“退職報告”のような淡々とした口調で、浩一さんは“離婚”を口にしたのです。

 

「耳を疑いました。ケンカが多いわけでもなかったし、何より“最後のお願い”って言われたのが辛くて」

 

夫の主張は、“もう人に気を遣わずに生きたい”というものでした。長年の会社生活と家庭生活に区切りをつけて、“自分だけの人生”を取り戻したい――その言葉には迷いがなかったといいます。

 

「退職金も2,000万円出て、夫婦の年金は合わせて月20万円ほど。持ち家でローンもなく、これからはゆっくり旅行でもと思っていたのに」

 

恵子さんの中で、「これまで尽くしてきたこと」が音を立てて崩れていくような感覚だったといいます。

 

「通帳を見て、さらに衝撃を受けました。生活口座も貯蓄も、全部夫の単独名義。私は“家庭のお金”だと思っていたけど、違ったんです」

 

夫婦の財産は「共有」と考えられがちですが、実際には名義や収入源によって取り扱いが異なります。離婚時の財産分与についても、婚姻期間中に築かれた財産が対象であり、名義がどちらであっても共有財産とみなされるケースが多いとはいえ、請求には知識と手続きが必要です。

 

「老後のお金は2人で使うものと思っていました。私が節約してきた分も、全部“彼のお金”扱いなんて…」

 

次ページ離婚は選ばず、「距離を置く」という選択
カインドネスシリーズを展開するハウスリンクホームの「資料請求」詳細はこちらです
川柳コンテストの詳細はコチラです アパート経営オンラインはこちらです。 富裕層のためのセミナー情報、詳細はこちらです 富裕層のための会員組織「カメハメハ倶楽部」の詳細はこちらです オリックス銀行が展開する不動産投資情報サイト「manabu不動産投資」はこちらです 石福金属工業のお知らせ 不動産小口化商品の情報サイト「不動産小口化商品ナビ」はこちらです 特設サイト「社長・院長のためのDXナビ」はこちらです 一人でも多くの読者に学びの場を提供する情報サイト「話題の本.com」はこちらです THE GOLD ONLINEへの広告掲載について、詳細はこちらです

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録