「2007年に日本で生まれた子の半分は、107年以上生きる」
『LIFE SHIFT』(リンダ・グラットン著、アンドリュー・スコット著、池村千秋翻訳、東洋経済新報社)という2016年に発売された本があります。そこには、次のように書かれています。
〈国連の推計によれば、2050年までに、日本の100歳以上人口は100万人を突破する見込みだ。〉
〈2007年に日本で生まれた子どもの半分は、107年以上生きることが予想される。いまこの文章を読んでいる50歳未満の日本人は、100年以上生きる時代、すなわち100年ライフを過ごすつもりでいたほうがいい。〉
「長生きなんてしないので大丈夫です」と言われる人がいますが、人生100年時代が現実的になっています。「100年生きても大丈夫な」家計を作るためには、100歳まで生きることを考えて、長期目線で有利な選択をすることが重要です。
人生は「現役」「老後」の2つのステージに分けることができます。現役ステージでやるべきことは、次の2つです。
1.家計の収支をコントロールして必要な額を貯蓄し、適切に保管する。
2.働けなくなる、自動車事故、家の火災などで、人生が途中で終わるリスクに備える。
老後ステージでやるべきことは、次の2つです。
1.資産が枯渇しないように、計画的に取り崩す。
2.次世代に資産と想いを繋ぐ(相続する)。
とてもシンプルなことですが、人はどうしても短期的な目線で考えてしまうので、長期的な目線で家計管理をするのは意外に難しいです。長期的な目線で今どの選択をするのが、夫婦としてベストなのか考えていきましょう。
富裕層は、「保険」より「健康診断」に投資する
私のメインのお客様は、一般的な収入の夫婦ですが、1億円以上のお金を持たれている富裕層の相談もあります。そのような人には、健康にかなり気を付けているという共通点があることに気づきました。
「富裕層だから、健康にお金をまわせるのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、逆です。
お金があるから健康に投資しているのではなく、健康に投資をしているからお金があるのです。健康であれば、仕事のパフォーマンスが上がり、収入が増えます。医療費が少なくてすみます。生命保険が安く契約できます。
今思うと、私も健康にお金を使い始めてお金が貯まるようになりました。以前は、年に5、6回風邪をひき、長引いて仕事に影響がでていました。しかし、今ではほとんど風邪をひかなくなり、なったとしても長引かないので、医療費も少なく、仕事の時間も確保できています。
家計がうまくいく夫婦は、病気の備えのために、医療保険をあてにしていません。病気になったときのお金を準備するのではなく、日々の食生活、運動、健康診断、歯の定期健診など、病気を予防するためにお金を使っています。自動車保険をあてにしていません。ドライブレコーダーを設置し、眠くなりかけたときに教えてもらう、体調が悪いときはタクシーを使うなど、事故を防ぐためにお金を使っています。
問題が起きたあとのお金を準備するのではなく、問題を予防するためにお金を使うことが、長期的に考えるとお金がかからず、心も体も穏やかに生活できることを知っているのです。
磯山 祐樹
磯山FP事務所
代表
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