20社分比較したのに…「保険の見直し」の意外な“盲点”
以前、「保険ショップで20社の保険商品を比較して、すごく良い貯蓄保険に加入できたので、保険は特にアドバイスはいらないと思います!」と自信満々な夫婦からご相談がありました。
「貯蓄保険のなかでは良い商品かもしれないですね。貯蓄する方法には、その他にもiDeCoやNISAなどもあると思いますが、保険ショップでそれぞれを比較して検討されましたか?」とお聞きすると「比較していない」と言われました。
私は、貯蓄保険、iDeCo、NISAについて、それぞれのメリット・デメリットをお伝えしました。すると、「iDeCo・NISAを活用してお金を貯めたい!」と言われましたが、貯蓄保険は入った瞬間に手数料がかかり、短期間で解約すると大きな損になるので、その夫婦はすごく後悔していたのを鮮明に覚えています。
最近は、保険ショップで、複数の保険商品を比較して選ぶことができるのが当たり前です。そんななか、よくある失敗が、すべてを保険で解決してしまうことです。もしかしたら、問題の解決方法は、保険ではなく、病気にならないようにするための普段の食事や運動、病気を早期発見するための健康診断や人間ドックかもしれません。
保険を比較すると、良い保険は見つかるかもしれませんが、それ以外の選択肢に気づくことができない可能性があります。「木を見て森を見ず」ですね。
投資、保険、住宅ローン、不動産、預金など、家計は全てつながっています。投資だけ、保険だけ、住宅ローンだけなど、それぞれを個別に見直してもうまくいきません。家計は「部分的にコツコツ」見直すのではなく、「全体的に一気に」見直しましょう。
