【税理士が警告】素人には判断不可能!? クルマの買い替え時に潜む「二重課税」の罠

【税理士が警告】素人には判断不可能!? クルマの買い替え時に潜む「二重課税」の罠
(※写真はイメージです/PIXTA)

個人事業主が車の買い替えを検討する際、「売却のタイミング」によって数十万円、場合によっては数百万円単位の税負担を負うリスクがあることはご存じでしょうか。車両売却時に潜む「二重課税の罠」について、税理士法人グランサーズ共同代表で公認会計士・税理士の黒瀧泰介氏が解説します。

「二重課税の罠」を回避する対策

二重課税の罠にかからないようにするためには、次のポイントに気をつけましょう。

 

免税事業者は売却額と事業割合を慎重に調整

1,000万円を超えないよう売却額を抑えるか、売却自体を1年繰り延べるのも有効です。

 

中古車購入時は注意

中古車は耐用年数が短く償却が早く終わるため、売却時の帳簿価額が低くなりがちです。これにより、譲渡所得が大きく出るリスクが高まります。

 

リース利用を検討

所有権はリース会社にあるため、売却の概念がなく、譲渡所得も消費税判定も発生しません(ただし契約内容により会計処理は異なります)。

 

リサイクル料金の盲点にも要注意

購入時に支払ったリサイクル預託金は、売却時に買取業者から返還される場合があります。

 

この返還金も売却代金の一部とみなされ、譲渡所得の計算に含めなければなりません。見落とすと申告漏れになるため注意が必要です。

車の買い替えは「タイミング」が大切

社用車の売却は一見シンプルですが、

 

・譲渡所得の複雑な計算

・消費税課税事業者への意図せぬ転落

・リサイクル料金の取り扱い

 

など、いくつかの落とし穴があります。

 

「減価償却が終わるまで我慢すればいい」と思っていたら、逆に大きな税負担を招くことも少なくないのです。

 

売却のタイミングを少し調整するかしないかで、税負担が数十万円、場合によっては数百万円単位で変わってきます。本来不要な税負担を負わないためにも、専門家に相談のうえ「売却のベストタイミング」を見極めましょう。

 

 

 

黒瀧泰介
税理士法人グランサーズ共同代表/公認会計士・税理士

 

 

※本記事は、YouTube『社長の資産防衛チャンネル【税理士&経営者】』より動画を一部抜粋・再編集したものです。

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