家に眠る“かくれ資産”は、平均71.5万円
株式会社メルカリが、「ニッセイ基礎研究所」生活研究部、上席研究員の久我尚子氏監修のもと実施した調査によると、日本の家庭に眠る不要品、いわゆる“かくれ資産”の総額は約90兆円。
国民一人あたりに換算すると、平均約71.5万円にのぼります。
特に60代では、その額は100万円超。長く暮らした家ほど、モノとともに時間が積み重なっていることがうかがえます。
終活は、モノと家族の距離を測る時間
久我氏は、「モノを管理することは、暮らしの資産運用でもある」と語ります。一方でそれは、「何を手放し、何を残すのか」を家族で確かめる時間でもあります。
「売る」「捨てる」だけが正解ではない。祖母の一言で立ち止まった美帆さんは、そう気づきました。
終活とは、家を片づけることだけではありません。モノに込められた時間や思いを、どう受け取るかを、家族で考える時間でもあるのです。
[参考資料]
メルカリ「2025年版 日本の家庭に眠る“かくれ資産”」に関する調査
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