これだけは売らないでほしいの。「年金19万円」70代両親の生活の足しに〈40歳長女〉が始めた実家の片づけ…〈94歳祖母〉が離さなかったモノ

これだけは売らないでほしいの。「年金19万円」70代両親の生活の足しに〈40歳長女〉が始めた実家の片づけ…〈94歳祖母〉が離さなかったモノ
(※写真はイメージです/PIXTA)

株式会社メルカリの調査によると、日本の家庭に眠る不要品の価値は一人あたり平均71.5万円にのぼるとされています。東京で暮らす小倉美帆さん(仮名)も、埼玉にある実家の終活を手伝い始めました。順調に進んでいた片づけの最中、押し入れの奥でふと手が止まります。そこで見つけた“あるモノ”を前に、94歳の祖母が口にしたひと言とは?

家に眠る“かくれ資産”は、平均71.5万円

株式会社メルカリが、「ニッセイ基礎研究所」生活研究部、上席研究員の久我尚子氏監修のもと実施した調査によると、日本の家庭に眠る不要品、いわゆる“かくれ資産”の総額は約90兆円。


国民一人あたりに換算すると、平均約71.5万円にのぼります。

 

特に60代では、その額は100万円超。長く暮らした家ほど、モノとともに時間が積み重なっていることがうかがえます。

終活は、モノと家族の距離を測る時間

久我氏は、「モノを管理することは、暮らしの資産運用でもある」と語ります。一方でそれは、「何を手放し、何を残すのか」を家族で確かめる時間でもあります。

 

「売る」「捨てる」だけが正解ではない。祖母の一言で立ち止まった美帆さんは、そう気づきました。

 

終活とは、家を片づけることだけではありません。モノに込められた時間や思いを、どう受け取るかを、家族で考える時間でもあるのです。

 

 

[参考資料]

メルカリ「2025年版 日本の家庭に眠る“かくれ資産”」に関する調査

 

 

 

 

 

 

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