「帰省はやめようか」
咲子さんは夫とも話し合い、「今年は“我が家だけ”で年越しをしてみよう」という結論に至りました。夫も最初は難色を示したものの、「あの子がそこまで思っていたとは…」と納得。
そして迎えた年越し。近所の神社に初詣へ行き、家族3人でおせちを囲む今年の元日――航くんは満面の笑みを浮かべていたそうです。
「もちろん、義母に罪悪感がなかったわけではありません。でも、“全員が我慢してる帰省”に意味はないと思いました。来年はまた違う形でつながれたらいいなと思います」
今、家族の在り方は多様化しています。
「孫と祖母が仲良くあるべき」「正月は親族で集まるべき」――そんな“べき論”に縛られず、子どもの小さな声に耳を傾けること。それが、よりよい家族関係を築く第一歩になるのかもしれません。
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