手取り月23万円・友達ゼロ・家賃5万円の質素なアパートで暮らす51歳会社員。モノも人も削り落とした〈ひとり最高〉の価値観が一変した「2つの出来事」

手取り月23万円・友達ゼロ・家賃5万円の質素なアパートで暮らす51歳会社員。モノも人も削り落とした〈ひとり最高〉の価値観が一変した「2つの出来事」

ひとり暮らし歴30年、モノも人間関係も極限まで削ぎ落とし「コスパ最強の人生」を貫いてきたAさん。黒い服だけを着て、友人ゼロ、家も最低限。不自由どころか“自由そのもの”だと信じていました。しかし、2つの出来事で、その価値観が大きく変わることに。見ていきましょう。

「ひとりは自由でコスパも最高」51歳男性の人生

51歳のAさんは、自他ともに認めるミニマリストです。 住まいは家賃5万円のワンルームのアパート。大きな家具は無印の折りたたみテーブルと椅子だけ。ソファもテレビもなく、布団は片隅に丸めて置いています。

 

仕事はあえての手取り23万円、残業なし。「暮らせるだけのお金があればいい」「高収入でもストレスを抱えるくらいならやりたくない」という合理的な判断です。月の平均支出は15~16万円。貯金もできています。

 

洋服は黒のTシャツと黒のパンツを3セットだけ。すべて「コスパと快適性」で選んだ結果です。支払いは完全キャッシュレス。人間関係も、“この人と過ごす時間の価値”を考えた結果、友人と呼べる人は一人もいなくなりました。

 

休日は基本的に家。たまには映画を観て、ラーメンを食べ、旅行もしますが、すべてひとりです。「結局、ひとりが一番ラクだし、ストレスもない」 。50代に入ってもその考えは揺らがず、死ぬまで一人でいいと信じていました。

 

SNSを見ていても、同じ価値観の人が増えているように感じ、「『ひとりでいい』という考えは、今の時代では珍しくない」と確信していたといいます。

しかし、そんな生活を揺るがす出来事が続きました。

 

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