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「年末年始が怖い」娘と二人で暮らすシングルマザー
「クリスマスや年末が近づくと、胸がぎゅっと苦しくなるんです」
東京都内で小4の娘を育てる朝倉奈々さん(38歳・仮名)は、仕事帰りの暗い道を歩きながらそう漏らしました。
離婚して3年。娘と2人、2DKの賃貸住宅で暮らしています。
奈々さんの収入は、正社員として働く月の手取りが約17万円。そこに児童扶養手当と児童手当が加わり、実質的な手取りは22万円ほどになります。それでも、家賃7万5,000円と光熱費、学童費、学校の諸費用を支払えば、残るお金は多くありません。養育費はもらっていません。
「夏より冬のほうが断然きついんです。電気代が上がって、食材も高くなる。学校も休みに入るので給食がないのも家計に響きます。娘が“今年もサンタさん来るかな”なんて言うと、心のどこかで『どうしよう』と焦ってしまいます」
「クリスマスはプリンでいいよ」
奈々さんは毎年、クリスマスだけは少しだけ華やかにしてあげたいと思ってきました。
しかし今年は、クリスマスケーキの予約のお知らせを見て立ち止まってしまったといいます。
「物価高でクリスマスケーキの値段は去年よりも上がっている。食材もですよね。娘には、『ごめんね、今年はケーキ小さめでもいい?』と聞きました。そしたら、『ママの作るプリンでいいよ』って笑って言うんです。嬉しいけれど、胸が痛くなります」
娘はまだ10歳。ただ「ママと一緒に食べるものなら何でもいい」と信じて疑わない年頃です。
「でも、同級生はクリスマスケーキや豪華なご飯の話をするでしょう? 娘が寂しい思いをしていないかな……と、つい考えてしまいます」
