(※写真はイメージです/PIXTA)

高齢化社会が進む中、一人暮らしの親の異変に気づけるかどうかは、子ども世代にとって大きな課題です。特に“声”や“態度”の変化が異常のサインであることも少なくありません。もし、電話越しの違和感を「気のせい」と見過ごしていたら……。そう語るのは、東京都内で働く56歳の会社員・田島貴志さん(仮名)。82歳の母・美智子さんと離れて暮らす彼が、ある深夜に体験した出来事は、誰にでも起こり得る“老い”のリアルを映し出しています。

一人暮らしの高齢者に潜むリスク

厚生労働省『令和7年版高齢社会白書』によると、高齢者の一人暮らし世帯は年々増加しており、2025年には約815万人になると推計されています。

 

近年では、離れて暮らす高齢の親を見守る手段として、民間企業が提供する転倒検知センサーや緊急通報装置などの「見守りサービス」が広がっています。自治体でも、こうした機器の導入費用を一部補助したり、地域包括支援センターを通じて活用を促したりする取り組みが見られます。

 

これらの見守り機器は、動きが一定時間確認できない場合に自動で家族へ通知するなど、異変の早期発見につながる仕組みを備えており、発見の遅れを防ぐ手段として注目されています。

 

今回の件をきっかけに、貴志さんは遠隔でも利用できる「見守りセンサー」の導入を検討。実際、美智子さんが退院後に転倒して再び動けなくなるという事態が起きた際、センサーが異常を検知して早期発見につながったといいます。

 

「正直、介護が必要になるまでは“まだ先のこと”と思っていました。でも、こうして一度起こると、どれだけ備えが大事か痛感しました」

 

貴志さんは「たったひと言の違和感を聞き逃さなくてよかった」と語ります。高齢の親と離れて暮らしていると、つい元気な姿だけを信じてしまいがちですが、小さな異変の裏には重大なリスクが潜んでいることもあります。

 

【関連記事】

■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】

 

■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】

 

「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】

 

※本記事のインタビューではプライバシーを考慮し、一部内容を変更しています。

カインドネスシリーズを展開するハウスリンクホームの「資料請求」詳細はこちらです
川柳コンテストの詳細はコチラです アパート経営オンラインはこちらです。 富裕層のためのセミナー情報、詳細はこちらです 富裕層のための会員組織「カメハメハ倶楽部」の詳細はこちらです 不動産小口化商品の情報サイト「不動産小口化商品ナビ」はこちらです 特設サイト「社長・院長のためのDXナビ」はこちらです オリックス銀行が展開する不動産投資情報サイト「manabu不動産投資」はこちらです 一人でも多くの読者に学びの場を提供する情報サイト「話題の本.com」はこちらです THE GOLD ONLINEへの広告掲載について、詳細はこちらです

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録