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35年ぶりに社会に出て気づいた「夫の重圧」
美佐子さんは週3日、1日5時間のパートに出ることを決意します。35年ぶりに社会に出た当初は、想像以上にヘトヘトでした。「たった週3日、1日5時間でもこんなに疲れるなんて……」。帰宅してソファに倒れ込みながら、美佐子さんは夫の姿を思い浮かべました。
夫は35年間、毎日満員電車に揺られ、会社で神経をすり減らし、それでも家族のために働き続けてきた。その重圧を、自分は一度も想像したことがなかった――。
月7万円ほどの収入を得始めたころ、美佐子さんはそこから月2万円ずつ自分名義の口座に貯金をはじめました。同時に、夫は意外な本音を漏らしました。「美佐子が動いてくれて、本当にほっとした」
妻が働きはじめたことで、夫婦の関係は少しずつ変わっていきました。一方的な依存ではなく、互いに支え合う“対等さ”が生まれはじめたのです。
半年が過ぎたころ、美佐子さんは職場にも慣れ、「もう少し働く日数を増やそうかな」と自分の“働ける力”がこれからの老後を支えると実感していました。働くことで得られたのは、収入だけではありません。社会とのつながり、そしてなにより、夫への感謝と尊敬の念でした。
「あのとき生活費が止まらなかったら、私たちは離婚していたかもしれません」と美佐子さんは振り返ります。大切なのは今日からの行動です。自分名義のお金を持つこと、家計の数字を知ること、少しでも収入源を持つこと。その3つが揃えば、60歳からでも人生は立て直せるのです。
三原 由紀
合同会社エミタメ
代表
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