ゴールドオンライン新書最新刊、Amazonにて好評発売中!
データで読み解く「日本経済」のリアル【エンタメ・スポーツ・事件編】
宅森昭吉(著)+ゴールドオンライン(編集)
データで読み解く「日本経済」のリアル【季節&気象・マインド・おもしろジンクス編】
宅森昭吉(著)+ゴールドオンライン(編集)
富裕層の資産承継と相続税 富裕層の相続戦略シリーズ【国内編】
八ツ尾順一(著)+ゴールドオンライン(編集)
シリーズ既刊本も好評発売中 → 紹介ページはコチラ!
相手を傷つけないための善意のウソ「ホワイトライ」
一方のホワイトライは、相手の感情を傷つけないようにするための善意のウソです。内容が真実でないと分かっていても、相手への配慮や思いやりからあえて伝える言葉です。
たとえば、新人の不十分なプレゼンテーションに対して「初めてにしては堂々としていて良かったですよ」と声をかけることがあります。これはホワイトライの一例です。たとえ実際の評価とは異なっていても、努力したことを称え、今後の成長を促す意図があります。
ホワイトライには、リップサービスのような利己的・打算的な側面はほとんどありません。そのため、倫理的には比較的受け入れられやすいものです。ただしビジネスの場では、過度なホワイトライが現状の把握を難しくし、フィードバックの質を下げることもあります。たとえば、明らかに不適切な資料に対して「とても良いですね」と繰り返すことは、個人と組織の成長や改善の機会を奪う原因になります。
こうした理由から、ホワイトライは慎重に使う必要があります。思いやりと現実認識のバランスをよく考えることが大切です。
「海外には建て前がない」という思い込みは危険
リップサービスとホワイトライは、どちらも「人間関係の摩擦を避ける」「立場を守る」「関係性を維持する」といった目的で用いられます。ただし、リップサービスはやや戦略的・防衛的な性格が強い傾向があります。一方で、ホワイトライは感情や人間関係を重視するものです。
言い換えると、リップサービスは「どう見せるか」、ホワイトライは「どう感じさせるか」を意識した表現です。
「海外には建て前がない」と思い込んで本音でコミュニケーションをとり続けるのは危険です。人間関係が悪化したり、周囲からの信用を失ったりする原因になります。
海外で働く際には、リップサービスやホワイトライを見抜く力が必要です。そして、自分でも使いこなす力が求められます。
