終わった…〈年収380万円〉〈小遣い月3万円〉家族のために懸命に働き続けた45年間。63歳会社員の「ささやかな老後の夢」が潰えた日

終わった…〈年収380万円〉〈小遣い月3万円〉家族のために懸命に働き続けた45年間。63歳会社員の「ささやかな老後の夢」が潰えた日

辛い思いをしながらも懸命に働き、少ない小遣いでやりくり。「それも、すべて家族のため」と踏ん張っている会社員も多いでしょう。しかし、いよいよ「自由な老後」まで間近という段階になって、思わぬ落とし穴にはまるケースも。見ていきましょう。

高卒で就職、歯を食いしばって働いた45年間

都内で建築資材を取り扱う会社に勤める鈴木さん(仮名・63歳)は、高卒で地方から上京し、学歴のハンデを跳ね返しながら歯を食いしばって働いてきたといいます。入社から現在まで、転職もせず、一つの会社に40年間勤め上げてきました。

 

29歳のときに4歳年上の女性と結婚。妻はパートで働きながら家庭を守り、二人の子どもを育ててきました。鈴木さんの年収はピーク時で780万円ほど。子育てと住宅ローンの支払いのため、月3万円の小遣いで生活するのが当たり前でした。

 

昼食は自作のおにぎりを二つ持参し、コンビニで飲み物やおかずを足す。洋服や髪を切るのも、外食や飲み会も最低限。そんな節約生活が、何十年も続いたのです。

 

職場の人間関係は決して簡単ではありませんでした。昭和な上司の元、些細な失敗でも叱責される日々。時には十円禿げを作るほどのストレスを貯めながらも、家族のためと必死に毎日をやり過ごすしかありませんでした。

 

50代半ばで収入は減少し始め、60歳で継続雇用に切り替わると一気に380万円に下がりました。それでも、鈴木さんは「もうすぐ解放される」と自由な老後を心の支えに、仕事を続けました。

 

「ゆっくり眠り、喫茶店で大好きな読書を楽しみ、妻と国内旅行に出かける。別に贅沢な夢を見ていたわけじゃありません」

 

住宅ローン、子どもの教育費、老後の生活費をやりくりしながら、節約して築いた生活。その先に待つのは、自由と安定の世界だと信じていたのです。

 

ところが、その願いはある晩、あっさりと絶たれることになります。

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