「ちゃんと食べてる?」月収21万円で東京一人暮らしの24歳息子が心配で…母が“こっそり上京”→アパートで見た“異様な部屋”

「ちゃんと食べてる?」月収21万円で東京一人暮らしの24歳息子が心配で…母が“こっそり上京”→アパートで見た“異様な部屋”
(※写真はイメージです/PIXTA)

物価の上昇が続くなか、都市部で暮らす若者の生活は想像以上に厳しいものです。総務省『家計調査(2024年)』によれば、単身世帯の消費支出は月平均約17万円にのぼります。月収20万円台前半で一人暮らしをする若者にとって、家賃や光熱費、食費をまかなうだけでもギリギリの状況。親世代が思う“普通の暮らし”とは、かけ離れた現実があります。

「がんばってる」の裏側で

「ちゃんとやってる」「迷惑かけてない」

 

そう言い張る息子の様子に、千秋さんは胸を締めつけられたと話します。

 

「がんばっているのはわかるんです。でも、“ちゃんと食べる”ことすら後回しにしなきゃいけないの?って」

 

何かを買ってあげようとする母に、「それだけはやめて。自分の生活が崩れるから」と突き放す智也さん。

 

「余計な心配かけたくなかった」と呟いた息子に、千秋さんは静かに返しました。

 

「じゃあ、せめてたまに帰ってくるとか、そうでなくても連絡だくらいはちょうだい。あなたがどんなにがんばっていても、“声”を聞けないと、こっちは眠れないのよ」

 

経済的に支えられることが“甘え”に感じる若者もいます。ですが、親から見れば「元気に生きていてくれる」ことそのものが安心材料なのです。

 

千秋さんは帰り際、駅前のコンビニでおにぎりセットをひとつ買い求めました。息子に気づかれないよう、そっと冷蔵庫に入れてから、静かに家を後にしたといいます。

 

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※本記事のインタビューではプライバシーを考慮し、一部内容を変更しています。

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