(※写真はイメージです/PIXTA)

「老後は海外で悠々自適に暮らしたい」と考えるシニア層が増えています。物価の安い国であれば、日本よりも余裕を持った生活ができるとされ、特にタイ、マレーシア、フィリピンなど東南アジアへの移住が人気です。一方で、帰国後の住まいや医療、年金・保険の手続きなど、日本との制度の違いや生活環境に戸惑うケースも少なくありません。今回は、そんな「海外移住後の現実」に直面したひと組のご夫婦のエピソードをみていきます。

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    今もタイのアパートとの契約は続けているものの…

    「もう少し日本と海外を行き来しながら、段階的に暮らしを移していればよかった」

     

    そう語る高橋さんは、今もタイのアパートとの契約は続けているものの、「もう当分は行けない」と話します。

     

    総務省『家計調査年報(2024年)』によると、65歳以上の夫婦のみ世帯の消費支出は月平均約25.6万円。帰国後、高橋さん夫婦の生活費はそれを上回るペースで出ていき、今では貯金は2,000万円台にまで減少。「生活設計を考え直している」と漏らします。

     

    「若いころなら“またやり直そう”って言えたかもしれない。でもこの歳での失敗は、やっぱり堪えるんです」

     

    高橋さんはそう語り、静かに目を伏せました。

     

    「海外で暮らした時間も、思い出も、後悔しているわけじゃないんです。でも……“戻る場所”の確保はしておくべきでしたね」

     

    老後の海外移住は、決して悪い選択とは言い切れません。ただし、医療制度や住環境、予期せぬ出費など、現実的な視点を持ったうえで計画を立てることが求められます。「夢のセカンドライフ」を描く際には、その裏側にある課題にも目を向ける必要があるのかもしれません。

     

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