検索
ゴールドオンライン新書最新刊、Amazonにて好評発売中！
『司法書士が全部教える 「一人一法人」時代の会社の作り方【基本編】』
加陽麻里布(著)＋ゴールドオンライン (編集)
『富裕層が知っておきたい世界の税制【カリブ海、欧州編】』
矢内一好 (著)＋ゴールドオンライン (編集)
『司法書士が全部教える 「一人一法人」時代の会社の作り方【実践編】』
加陽麻里布(著)＋ゴールドオンライン (編集)
シリーズ既刊本も好評発売中 → 紹介ページはコチラ！
治療期間の短縮と審美性を高める方法
〈抜歯即時埋入〉
抜歯即時埋入とは、抜歯をしたその部位にインプラントを埋め込む治療法です。この方 法は、通常の抜歯後に数カ月待ってからインプラントを埋入する方法とは異なり、治療期 間を大幅に短縮できます。
通常のインプラント治療では、抜歯を行ったあと、抜歯窩をきれいにし、骨補填材料を充填します。そして、骨が回復するのを2～3カ月（場合によっては半年以上）待つ必要があります。その間、いわゆる歯抜けになってしまうので不便さが伴い ます。入れ歯や仮歯を入れるなど工夫は しますが、快適とはいいにくい期間があ るというのは患者さまにとってデメリッ トといえます。
抜歯即時埋入を行うと、治療期間が短 縮されることや、手術が一度で済むこと が患者さまにとっての大きなメリットに なります。ただし、この治療法はすべて のケースに適しているわけではなく、歯科医師に慎重な判断が求められるケース もあります。
適しているケースとしては、炎症がなく、骨量が十分にあり、歯茎の状態が良い場合です。また、前歯など審美的に重要な部位で、抜歯後すぐに歯が必要な場合にも有用です。一方、強い炎症が起こっている場合や、骨量が少なくインプラントを入れても安定しないことが予測される場合は適していません。
なお、前歯など審美性（見た目）が重視される場所には、イミディエート・プロビジョナライゼーションという方法を選択することがあります。これは、抜歯、フィクスチャー埋入、仮歯装着を同時に行う治療法です。歯抜けの期間がないので患者さまには非常に喜ばれますが、これにも適応があり見極めが必要ですし、埋入位置や方向も適正に行うなど、成功させるためには術者の高度な技術と経験が必要です。また、歯茎の移植が必要になる場合も多く、その場合はさらに難易度が高くなります。
私はこの方法を頻繁には行いませんが、諸条件に問題がなく治療のプロセスで患者さまへのメリットが大きいと判断できる場合には実施することもあります。
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか？」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】
「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】
