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先天性欠損へのインプラント治療
インプラント治療は、患者さまの歯の欠損部位や残っている歯の状態、またインプラントを埋め込む顎の骨の状態によって、適した製品や方法を決めていきます。一人ひとりに合った治療を行うためには、歯周病や糖尿病の有無を確認するだけでなく、事前の診察や血液検査、CTなどの画像検査で患者さまの口の状態をしっかり把握する必要があります。
歯の欠損は、むし歯や歯周病などで歯が失われた場合だけではありません。あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが「先天性欠損」という理由で歯が欠損している方もいらっしゃいます。
私がこれまでの治療経験で特に印象に残っているのは、ある女子大学生の症例です。前歯の2番目が「先天性欠損」で上下左右ともに永久歯が生えてこず、隙間が目立つことで自分の笑顔に自信をもてない、という悩みを抱えていました。治療は、まず顎位(噛み合わせ)のズレをスプリント療法(顎の関節や筋肉の負担を軽減するために、専用のマウスピースを装着して噛み合わせを整える治療法)で整えることから始めました。その後、矯正治療でほかの歯を理想的な位置に動かし、最終的に欠損部分(上下左右の4歯)にインプラントを入れました。また、上の前歯2本の形状も本人の希望に合わせて修正し、自然な仕上がりになるよう治療を進めました。
治療が進むにつれ、表情が少しずつ明るくなっていくのが印象的でした。最初は笑顔を見せることが少なかった彼女も、歯並びが整うにつれて自信を取り戻し、大きな口を開けて笑うことが増えてきたのです。その笑顔を見るたびに、歯科医師としての喜びを感じずにはいられませんでした。
事故や病気で歯を失った人がインプラント治療で補うケースはよくありますが、こうした生まれながらに欠損している歯を補うためにインプラント治療が選ばれることもあります。
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