11月6日の日経平均株価は、前日の米株高の流れを引き継ぎ上昇して寄り付くと、上げ幅は一時1,000円超となりました。もっとも、買い一巡後は上値重く、日経平均は上昇幅を縮小、前日比671.41円高の50,883.68円で取引を終えています。もっとも、この日の上昇要因は短期筋による押し目買いが大きかったとみられ、市場は依然過熱感を警戒しています。こうした状況下では、ささいな売り材料が指数に大きな影響をおよぼす可能性もあるため注意が必要です。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが152銘柄、値下がりが72銘柄、変わらずが1銘柄。
日経平均株価の寄与度上位は、アドバンテスト〈6857〉、ソフトバンクグループ〈9984〉、フジクラ〈5803〉、ダイキン工業〈6367〉、ファーストリテイリング〈9983〉となり日経平均を押し上げた一方、寄与度下位は、バンダイナムコHD〈7832〉、富士フイルムHD〈4901〉、東京エレクトロン〈8035〉、信越化学工業〈4063〉、コナミ〈9766〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は28億1,300万株、売買代金は6兆9,040.30億円となり、前日と比べて減少。
業種別では、非鉄金属、機械、証券業、水産・農林業、銀行業などが上昇した一方、海運業、ゴム製品、鉄鋼、陸運業、化学などが下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の上昇率は、1位が日本CMK〈6958〉で+66円(+17.01%)の454円、2位が山一電機〈6941〉で+700円(+16.47%)の4,950円、3位がコニカミノルタ〈4902〉で+82円(+15.45%)の612.7円となりました。
一方下落率は、1位がニチコン〈6996〉で-268円(-17.65%)の1,250円、2位がシグマクシス・ホールディングス〈6088〉で-135円(-16.17%)の700円、3位が日本板硝子〈5202〉で-100円(-16.10%)の521円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは107銘柄、年初来安値を更新したのは23銘柄でした。
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