年金暮らしでも「金融資産1,000万円以上」は珍しくない?
総務省『家計調査報告(貯蓄・負債編)-2024年(令和6年)平均結果-(二人以上の世帯)』によると、二人以上の世帯のうち世帯主が65歳以上の世帯の平均貯蓄額は2,509万円。中央値でも1,658万円程度となっており、一定の資産を保有している高齢者は少なくありません。 “使わないまま亡くなる”ケースも多く見られます。
家族に伝えないまま、密かに備えていた祖母の“資産”と“気持ち”。それは、誰にも迷惑をかけずに人生を全うしたいという、昭和の女性らしい強さと優しさの表れだったのかもしれません。
近年では「エンディングノート」や「相続対策」「家族信託」など、生前から意思を共有する動きも広まりつつあります。お金の話は遠慮しがちですが、「言わなかった」ことがトラブルや誤解を生むこともあるため、元気なうちから家族で話し合うことの大切さが、改めて問われています。
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】
「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】
