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自分も周りも鼓舞する「言葉」と「数字」の魔力
日中の業務において、自分自身のモチベーションだけでなく、自分を取り巻く周囲の周波数*にも影響を与えるものが、実は「言葉」と「数字」です。
単なるコミュニケーションツールや業務指標として扱い、無意識に使っている人も多いですが、それでは、あまりにもったいないです。言葉と数字を意識的に選び、使いこなすことは、日々のメンタルの体温をキープするための重要なルーティンの一つです。
まずは言葉についてです。「言葉には力がある」とはよくいわれますし、私の好きな日本語の「言霊」にも、言葉が本来持っている力がよく表現されています。
言葉には、私たちの思考を現実化させる力があります。それは、単なる願望ではなく、具体的な目標として言葉に出すことで潜在意識に働きかけ、行動を促す力です。例えば「今期の売上目標を達成する」と口に出すことで、脳はその目標を達成するための方法を無意識に探し始めます。そして、日々の業務のなかで、目標達成に必要な情報やチャンスに気づきやすくなるのです。これは、まさに脳が言葉に刺激されて、高い周波数をとらえている状態といえます。
さらに、言葉は周囲の人々にも影響を与えます。「私たちは必ず目標を達成できる」とリーダーが発信することで、チーム全体のモチベーションが高まり、一体感が生まれます。これは、スポーツチームが試合前に「絶対に勝つ」と声を掛け合うのと同じです。言葉を共有することで、一人ひとりの周波数が高い状態で共鳴しあい、目標達成=勝利に向けたエネルギーが増幅されます。
言葉は目標達成のための強力なツールであり、周囲を巻き込む力を持っています。だからこそ、私たちは日々の業務のなかで意識的に言葉を選び、発信する必要があるのです。
私が日々のルーティンのなかで、常に意識している言葉があります。
――世界最高を目指す――――
これは、主力商品であるスポーツサプリメントに限りません。すべての製品、すべての会議、すべてのビジネスを世界最高のものにするということです。自分が意識し、目指しているだけでなく、周囲にもはっきりそう公言しています。
「いくらなんでも大げさな……」。そう思われる人もいるかもしれません。しかし、言葉には力があります。目標を声に出して宣言することで、脳はその目標達成に向けて動き出すのです。
それに、私にとってこの言葉は、荒唐無稽な夢ではありません。私たちが生み出す製品は、原料や製法にこだわり抜いた、世界一を目指せる可能性を秘めたものです。平凡な製品でも、世界一を目指せる製品でも、費やす時間とエネルギーは同じ。ならば、世界一を目指すべきだと私は考えます。
私の周囲には、同じ志を持つ仲間たちがいます。彼らもまた私の言葉に共鳴し、ともに世界最高を目指しています。ともに製品を開発し、計画を立てているとき、そして、仕事を離れたオフの時間を一緒に過ごしているときでさえ、私は「世界最高を目指す」という言葉を伝え、その意図を共有します。
この「世界最高を目指す」という言葉は、私たちにとって単なるスローガンではありません。それは、自分自身の意識をポジティブな方向に導くための“アファメーション”でもあります。アファメーションとは、自分の信じたい状態や理想を言葉にして繰り返し宣言することで、思考や行動をその方向に整えていくメンタルトレーニングの一種です。このアファメーションは、私や、私とともにビジネスや慈善活動などに取り組む仲間たちにとって、大切なルーティンの一部なのです。
