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夢のベントレーが教えてくれた成功をつかむ法則
メンタルの体温*1を上げていくために、これだけはすぐに実践してほしいと思うものが、実は2つあります。
その一つは、「はっきりと視覚化された夢や目標を持つ」ことです。目指す夢のゴールがあるなら漠然と抱くのではなく、そのゴールに到達したときの状況を、見て、感じて、嗅いで、聞いて、味わってほしい。そして、ゴールテープを切った瞬間、自分がどう感じるか、その感情をリアルに感じることが大事です。
これまで自分の中の周波数*2についてまったく意識してこなかった人は、最低でも一日2回は目標の視覚化が必須です。達成感は、感謝、愛、豊かさ、自由などと同じく、高周波数の感情です。一日に何度もこの感情をリアルに感じることで、自分の周波数を最高レベルに引き上げ、さらにその状態を持続できるようになります。
周波数を安定させ、メンタルの体温を高めるルーティンで、私がすぐに実践してほしいもう一つは「意図」です。私たちの日々の行動に、明確な目的意識を持つということです。
私たちが毎日行うすべての行動は、夢や、より高い目標の達成へと向かっているべきです。ビジネスシーンを含めて、私たちの毎日の生活は選択の連続です。しかも、「運動するか、ギリギリまで寝ているか」「会議で積極的に発言するか、黙ってやり過ごすか」「ランチに同僚と情報交換するか、一人デスクで済ませるか」といったように、たいがいは二者択一です。その選択を迫られる場面で、必ず夢や目標へとつながっている道のほうを選択すべきです。そのために、目が覚めた直後から、その日のさまざまな行動やタスクについて、強い、ポジティブな意図を設定します。すべてに意図を持って行動すれば、2つの道のうち、迷わず正しいほうに歩んでいけます。
自分のエゴにとらわれていた私は、ようやくそのエゴを捨てて、「もう一度チャンスをください」とスタッフ全員に頭を下げました。スタッフに頭を下げたとき、彼らは温かく励ましてくれ、会社を立て直す決意をしました。
再出発を決意したその日から、私はまず心身を元に戻そうと決めました。最初にしたことは、車の移動をやめて歩くことでした。銀行やオフィスまで、できるだけ歩いて行き、太陽の熱が顔に当たるよう意識しました。抗不安薬はまだ必要と感じていましたが、服用時間を少しずつ遅らせるように試みました。昼の12時に薬を飲むようにと言われたら、12時5分に飲むのです。すると、だんだん飲む時間が後ろにずれていき、3ヵ月も経たないうちに、ポケットの中に薬が入っていることを忘れ、薬を一切飲まなくなっていました。
今、振り返ってみると、「朝の散歩」「太陽を浴びる」「薬の服用時間を主体的に、意図的に調整する」など、私はそうと気づかぬうちに周波数を上げるルーティンをやっていたことになります。