(※写真はイメージです/PIXTA)

働き方が多様化したいま、「出世に興味がない」「自分のペースで生きたい」と考える人は少なくありません。自由を選ぶ生き方は魅力的ですが、長い目で見れば“老後資金”という現実がついて回ります。昇進を拒み、会社に残りながらも「自由」を貫いた50歳男性が、ふと手にした〈ねんきん定期便〉で知ったのは、“理想の働き方”の先に広がる意外な現実でした。

“出世レースを降りた人”が陥る落とし穴

出世を避けること自体は悪くありません。ただし、同じ会社に長くいるなら、“報酬と社会保険料の関係”を理解することが重要です。昇給が少ない人ほど、将来の年金も抑えられる傾向にあります。

 

会社に残るなら、昇進か、副業か、運用のどれかで“生涯収入”を上げる工夫が必要です。小林さんの場合、趣味で始めたキャンプブログが月数千円の広告収入を生み出すようになっていました。

 

「最初は遊びの延長だったけど、今では“第2の年金”のようなものにできたらと思っています」

 

先日、同期の一人が取締役に昇進したという知らせを受けました。

 

「“すごいな”と思うけど、羨ましいとは思わない。ただ、俺も“自由”を守るためには、それなりに備えなきゃいけないんだと学びました」

 

老後資金の崖は、突然現れるものではありません。長年の「選択」の積み重ねが、静かにその傾斜をつくっていくのです。

 

「肩書きなんていらない」と言うなら、「経済的な自由を支える現実的な準備」が欠かせません。出世をしない、転職をしない——そんな選択が悪いわけではなく、その分をどう補うかを考えることが大切です。

 

●年金見込み額を定期的に確認する

●再雇用後の収入を試算する

●副業や投資でリスク分散する

 

小林さんは今、休日のたびにFP相談に通い、家計簿アプリで収支を「見える化」しています。

 

「50歳からでも遅くない。老後資金の崖を見たことで、ようやく本当の意味で“自由”と向き合えるようになった気がします」

 

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