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知名度の高い大手よりも、これから伸びそうな小さな会社
「けど、そのことこそが狙い目なんだ。会社の規模だとか知名度だとか、そんなのはどうでもいい。それよりも、今後、伸びるかどうかが絶対的に重要さ。企業が成長したら、成長した分だけ、株価は上がる。大手は大手で様々な工夫をして再成長を目指しているけど、売上が急増している小さな会社が今後も成長を続けるほうに賭けたほうがより儲けやすい」
エビ銀に乗っかるようにサラ柴が付け足す。
「けど、市場は、売買がしやすい大型株を高く評価して、売買しにくい小さな会社を低く評価する傾向があって、これからガンガン成長しそうな小型株に限って割安に買わせてもらえるってわけ。だから、そのギャップを攻めれば大儲けできるの」
姫奈は嬉しくなった。
「じゃあ、オーバーロードハウスを買えば儲かるってことですか?」
この質問に対してベテラン3人は顔を見合わせた。「うーん」次に何を言おうかと迷っている。
「いえっ、わかっています。最終的には自己判断で投資しなさいってことですよね。有望株かどうかは自分で決める。皆さんからはそのための分析力や判断力のつけ方を教えてもらう。そういうつもりでここにいます」信二がきっぱりと言った。
「おおーっ、ちゃんとわかってるじゃん」マハ・カラが笑う。
「姫ちゃんさ、信ちゃんが今言ったことも超重要。こないだのノートに書いておこうよ」
姫奈はノートを取り出した。表紙には「姫奈の投資ノート エビ銀先生、サラ柴先生、マハ・カラ先生直伝の書」とマジックで書かれてある。
・投資に勝つコツ④
自己判断で投資しなければいけない。そのためには、分析力・判断力を磨かなければならない。
「ヒューッ」マハ・カラが大げさに反応して見せる。
「なんか新鮮だね。これ、良いノートになるよ」
エビ銀もノートを覗き込む。姫奈はその視線を感じながら、思い出したように書き加える。
・投資に勝つコツ⑤
これから伸びそうな小さな会社が狙い目。しかも割安に買える。
