結婚後、夫の貯金が増えていない…大手企業勤務、年収約1,000万円の管理職妻が絶句した、「ギャンブルでも、浮気でもない」まさかの使い道

結婚後、夫の貯金が増えていない…大手企業勤務、年収約1,000万円の管理職妻が絶句した、「ギャンブルでも、浮気でもない」まさかの使い道
(※写真はイメージです/PIXTA)

家計に関する考え方は人それぞれであり、夫婦といえどもすり合わせが必要な場面は少なくありません。ある管理職の女性は、結婚後の夫の貯金がほとんど増えていない理由を知って驚きますが、夫は妻が驚く理由がわからないようで…。家庭のお金の管理のむずかしさを考察します。

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大手企業勤務&高収入の管理職妻が抱える「不安」

35歳の佐藤彩さん(仮名)は、大手企業の営業部に勤務する中間管理職。プライベートでは、3年前に電撃結婚した2歳年下の夫、翔太さん(仮名・32歳)と、2歳になったばかりの長女、心春ちゃん(仮名)の3人家族です。

 

「産休・育休を経て、いまは夫婦ともにフルタイム勤務です。私の収入は1,000万円にちょっと届かないくらい。夫はおそらく500万円ぐらいだと思います」

 

彩さんの夫は残業も少なく、長女の保育園の送り迎えも積極的にやってくれます。家事も手際よく、料理も上手です。

 

「彼は性格が穏やかでおっとりした人。イライラしたり、大きな声を出したりすることもありません。私はストレスの多い仕事なのですが、そんな夫に救われているところも大きく、とても感謝しているのですが…」

 

彩さんには、そんな夫の行動にまつわる悩みがあるといいます。

 

「結婚前から〈いずれはマイホームがほしいね〉って話していたんです。心春も生まれて、いろいろなことを考えなければいけないタイミングになり、住宅購入資金を考えるために、お互いの預貯金を公開したのですが…」

マジメな夫の貯金、結婚後にまったく増えない「まさかの理由」

結婚前の双方の貯金額のおおよその額は、結婚時に報告し合っていたといいます。ところが結婚から3年、夫の貯金はほぼ増えていないことが判明したのです。

 

「家賃、水道光熱費、娘にかかる費用すべて、親戚づきあい、レジャーは、全部私が負担しています。夫が負担しているのは食費と自分のお小遣い。でも、娘もまだそんなに食べないし、私も仕事に伴う外食が多く、そこまでお金がかかるわけがないんです」

 

ギャンブル? もしかして浮気?…と胸をよぎったものの、そのような形跡はありません。

 

「夫はさっさと帰宅すると、掃除をすませ、娘をお風呂に入れて寝かしつけまでしてくれているんです。それなのに…」

 

結婚してからの夫の貯金は、彩さんの予想では、食費と小遣いを除いた分がほぼ残っているはずでした。貯金額が増えていないと判明したとき、できるだけ責めないよう、穏やかな口調で、夫に理由を尋ねました。

 

「あっさり教えてくれました。〈ああ、姉貴の家に援助してるんだけど…〉って」

「だって家族だよ? 助け合わなきゃ…」夫の発言に絶句

翔太さんには5歳年上の姉、絵美里さん(仮名・37歳)がいます。絵美里さんは7年前、子どもが1歳になる前に離婚し、以来ずっとシングルマザーです。

 

「なんでも、義姉が〈生活が苦しい〉といっていろいろなものをねだり、いまは生活費を援助しているんだそうです。〈あんたのところは、奥さんが稼ぐからいいじゃない〉って…」

 

それをそのまま笑顔で伝える翔太さんに、彩さんは絶句。

 

「私も腹が立って〈なんであなたのお姉さんを助けなきゃいけないの?〉〈うちだって将来を考えたら、余裕なんかないよ?〉っていったんです。そうしたらキョトンとして〈だって家族だよ? 助け合わなきゃ〉だって…」

 

厚生労働省の「令和3年度 全国ひとり親世帯等調査」によると、母子家庭における養育費の平均月額は、子ども1人の場合、月額4万468円。その一方で、「令和5年版 厚生労働白書」によれば、離婚した母子家庭の約7割は養育費が支払われていないことがわかっています。

 

こうした状況を踏まえれば、翔太さんが離婚した姉とその子を経済的に支援しようと思うのも理解はできます。しかし、それが自分の家庭の将来設計や子どもの教育費にまで影響が及ぶなら、話はまた違ってくるでしょう。

 

彩さんが「なぜ相談もなくそんなことをするのか」と追及すると、「自分のお金だからいいと思った、ごめんなさい」と返され、二の句が継げなくなってしまったといいます。

 

「優しいし、よく気が付く人だと思っていたのですが…。〈この人と一緒にいて、大丈夫なのかな?〉という、不安の気持ちが強くなりましたね…」

 

 

自分が家計の多くを担うことには、まったく不満はなかったという彩さん。

 

「彼は年下だし、収入の伸びもまだこれから。私がお金の使い方に口をはさむのは…と思って、いろいろ目をつぶっているというか、背けている部分がありました。結婚してまだ数年。早くにわかってよかったというべきなのか…」

 

彩さんは、今後の家計の管理の方法と、家族についての考え方のすり合わせに頭を痛めています。

 

〈参照〉

■厚生労働省「令和3年度 全国ひとり親世帯等調査」
(https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/f1dc19f2-79dc-49bf-a774-21607026a21d/9ff012a5/20230725_councils_shingikai_hinkon_hitorioya_6TseCaln_05.pdf)

■厚生労働省「令和5年版 厚生労働白書(令和4年度厚生労働行政年次報告p74)
(https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/22/dl/zentai.pdf)

 

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