お姉ちゃん。ちょっとだけ、助けて?…相続放棄させられた40代長女、生活費の援助を求める母の要求を「もう受け付けない」と決意した日

お姉ちゃん。ちょっとだけ、助けて?…相続放棄させられた40代長女、生活費の援助を求める母の要求を「もう受け付けない」と決意した日
(※写真はイメージです/PIXTA)

同じ親の子どもなら、遺産の相続権は同等ですが、置かれた立場やそのときの家族関係によって、だれかが我慢することもあります。しかし、それをスルーされて援助を求められたら…ある40代の女性の例から、相続と資産活用のむずかしさを考察します。

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初孫フィーバーの両親、二世帯住宅の計画を強行

「〈お姉ちゃん? ちょっとだけ、助けてくれない?〉という、軽い調子の母の声が、耳に残って…」

 

そういってうつむくのは、会社員の田中まどかさん(仮名・42歳)です。まどかさんの母親は、シングルマザーの妹、えみりさん(仮名・39歳)とその娘の3人で、二世帯住宅に建て替えた実家で暮らしています。

 

一方のまどかさんは、夫と5歳の長男の3人で、都内の分譲マンションに暮らしています。

 

「私は仕事を覚えるのに必死で、結婚は30代半ばになってからでした。妹は29歳で結婚し、すぐ子どもを授かったのですが…」

 

えみりさんに子どもが生まれた途端、両親は初孫に夢中に。父親はすぐ、築古の実家を二世帯住宅に建て替えることを計画し、行動に移しました。

 

「私は当時、会社の近くの狭い賃貸マンションに暮らしていたのですが、いきなり予告なく、大量の荷物が送りつけられてきました」

 

まどかさんが驚いて母親に連絡をして初めて、2世帯住宅への建て替えの計画を知ることになりました。まどかさんは結局、荷物をワンルームマンションにおいておくことができず、業者を呼んでほとんど廃棄することに…。

 

「届いたのは洋服と本の類でした。洋服はコート類を除いてほとんどすべて廃棄、本は段ボール2箱分ほど遺し、あとは古本屋に持ち込みました。ちなみに、古本屋への運搬を手伝ってくれたのがいまの夫です」

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