お姉ちゃん。ちょっとだけ、助けて?…相続放棄させられた40代長女、生活費の援助を求める母の要求を「もう受け付けない」と決意した日

お姉ちゃん。ちょっとだけ、助けて?…相続放棄させられた40代長女、生活費の援助を求める母の要求を「もう受け付けない」と決意した日
(※写真はイメージです/PIXTA)

同じ親の子どもなら、遺産の相続権は同等ですが、置かれた立場やそのときの家族関係によって、だれかが我慢することもあります。しかし、それをスルーされて援助を求められたら…ある40代の女性の例から、相続と資産活用のむずかしさを考察します。

「相続放棄させた私に平然と頼るのは納得できない」

「夫の両親はとっくに年金生活ですが、きちんと老後の計画を立てています。もうしばらくしたら財産を整理して、施設に入る予定だといいます。私は詳しく知りませんが、相続についてもしっかりお考えのようです」

「舅も姑もとてもいい方で、なにかにつけて気遣い、援助してくださいます。それなのに私の家族は…」

 

まどかさんが母親にせがまれて援助したお金は50万円に届こうとしています。

 

「私の独身時代の貯金から出していますが、これ以上はムリです。広い2世帯住宅に分れて暮らしていないで、どちらかを人に貸すとかすればいいのに。いっそのこと売って買い替えればどうなのかと…」

 

母親の遺族年金額は13万円とのこと。総務省の家計調査(2024年)によると、65歳以上の単身無職世帯の平均収入額は12.1万円ですから、母親の年金収入は平均よりやや多いといえそうです。

 

妹のパート代はわかりませんが、おそらく就労時間から推察するに12万円程度だと思われます。また、厚生労働省の「令和3年度 全国ひとり親世帯等調査」によると、母子家庭における養育費の平均月額は、子ども1人の場合、月額4万468円。これらにさまざまな手当をつければ、生活する分には問題なさそうですが、とはいえ、このインフレ下です。自宅不動産の維持管理費、子どもの学費、万が一の蓄え…と考えると、厳しい部分が出てくるのかもしれません。

 

「もう少し、計画的に生きてほしいです。なにより、相続放棄させた私に平然と頼るのは納得できません。ましてや妹は子どもに責任があるでしょう。もっとよく考えてほしいです」

 

まどかさんは心を鬼にして、今後の要求をはねつける決意をしています。

 

【関連記事】

■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】

 

■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】

 

「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】

 

カインドネスシリーズを展開するハウスリンクホームの「資料請求」詳細はこちらです
川柳コンテストの詳細はコチラです アパート経営オンラインはこちらです。 富裕層のためのセミナー情報、詳細はこちらです 富裕層のための会員組織「カメハメハ倶楽部」の詳細はこちらです 不動産小口化商品の情報サイト「不動産小口化商品ナビ」はこちらです 特設サイト「社長・院長のためのDXナビ」はこちらです オリックス銀行が展開する不動産投資情報サイト「manabu不動産投資」はこちらです 一人でも多くの読者に学びの場を提供する情報サイト「話題の本.com」はこちらです THE GOLD ONLINEへの広告掲載について、詳細はこちらです

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録