「ママ、離婚後の生活どうするの?」→母の回答に顔面蒼白
「先月の週末の夜、ひとりで晩酌しながらのんびりしていたら、母から突然連絡があったんです。〈パパとママ、離婚したから〉と…」
突然の知らせに驚いた彩さんですが、母親は彩さんが子どものときからずっと、父親と離婚したいと話していたのでした。
「うちの両親は同い年で、64歳です。母親は結婚後ずっと専業主婦で、パートにも出たこともありません」
彩さんには3歳年下の妹の遥さん(仮名)がいますが、妹は都内の企業に就職してすぐ、同期の男性と結婚。相手の実家は事業を営んでおり、数年後、家業を継ぐために退職した夫について遥さんも退職し、ともに夫の出身地へと引っ越していきました。
「母は、入社後すぐに結婚を決め、大手企業をあっさり退職した妹についても、〈なんのために大学へやったのかわからない〉と、さんざん愚痴をいっていました」
電話の向こうでマシンガンのようにしゃべる母親の言葉をようやく遮り、彩さんは聞きたかった核心をズバリ質問しました。
「ママ、パパと離婚して、そのあとの生活どうするの?」
「え? あなたのところに行くわよ?」
彩さんは真っ青に。
「ちょっと待って、勝手に決めな――」
「なにいってるの! あなたは長女なんだから、親の老後を見る責任があるのよ?」
彩さんは必死になって母親との電話を切るとすぐ、父親に電話しました。
