今の生活は“ホームレス予備軍”なのかもしれない
ホームレスと聞くと、駅のベンチや公園で寝泊まりする姿を思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし近年では、「ネットカフェ難民」「友人宅を転々とする人」など、“住居はあるが安定しない生活”もホームレスの一形態とされるようになっています。
社会的孤立や金銭的困窮により、誰にも助けを求められない若者が増えており、圭介さんも「会社を辞めたら、たぶん家賃を払えなくなる。今の生活は“ホームレス予備軍”なのかもしれない」と語ります。
圭介さんは「生活を変えるには転職しかない」と考え、最近では夜間にプログラミングの勉強をしています。しかし、勉強にかけられる時間もエネルギーも限られており、将来の展望は明るくありません。
「このまま一生、なんとか食いつないで終わるのかもしれない、って思うときもあります。でも、せめて普通の暮らしがしたいんです」
家も仕事もあるのに、貧困から抜け出せない。そんな若者たちの姿は、誰にとっても“他人事”ではありません。
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】
「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】
