「どうなってるんだ…」大企業部長〈貯蓄6,000万円〉〈年金月35万円〉で余裕の老後も、10年後に露呈した「異様な通帳残高」【CFPが解説】

「どうなってるんだ…」大企業部長〈貯蓄6,000万円〉〈年金月35万円〉で余裕の老後も、10年後に露呈した「異様な通帳残高」【CFPが解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

現役時代は高収入で羽振りも良く、定年後も充分な資産と年金があれば老後の生活に困ることはないと考える人もいます。しかし、お金の使い方によっては資産がみるみる減ってしまう可能性も否定できません。今回はトータルマネーコンサルタント・CFPの新井智美氏が、定年退職後も現役時代の感覚のまま生活することの危険性と、そのような状態に陥らないための対策について解説します

大企業勤めで、資産6,000万円、年金月35万円の恵まれた老後

小松隆二さん(仮名・75歳)は大企業で部長職までのぼり詰め、10年前に定年退職。3歳年下の妻と2人で暮らしています。退職金は4,000万円。自分で貯めた資産2,000万円と合わせると6,000万円と、65歳の時には豊富な資金を持っていました。

 

さらに、企業年金を含めた夫婦の年金収入は月35万円と生活費をまかなうには十分で、老後の暮らしに一切不安はありませんでした。40代のときに購入したマンションの住宅ローンをすでに完済していたことも、安心材料のひとつです。

 

そんな隆二さんはお酒が大好き。現役時代から部下と一緒によく飲みに出掛けていました。気心の知れた仲間と飲みながら話すことが、隆二さんのストレス解消法だったのでしょう。

 

退職をしてからも、月に1度は特に仲のいい元部下たちと飲みに行く機会を作り、定年後の会社の様子を聞いたり、昔話に花を咲かせていました。支払いの多くは、年上である隆二さんが買って出ていました。

 

それ以外にも、部下が定年退職する際には仲間を集めてお祝いしていました。部下に対する感謝やお祝いの気持ちから、そのお金も隆二さんが支払っていたといいます。

 

また、健康のために好きだったゴルフも続けていました。ゴルフ仲間は隆二さん同様、定年退職したリタイア組。現役時代から付き合いのある人ばかりで、心置きなくコースを回れることが楽しかったようです。

 

「退職した後は退屈する」というシニアも多い中、隆二さんは現役時代からの顔の広さ、人好きな性格で、仲間たちとの付き合いが途絶えない楽しい老後を送っていました。しかし、その裏で、危機はじわじわ迫っていたのです。

 

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