茂雄さんの謝罪…妻の気持ちの変化
離婚を前に、茂雄さんはようやく自らの過ちを認め、藤子さんに頭を下げました。そして「これからは家事を分担して暮らしていこう」と提案します。
藤子さんはすぐには首を縦に振りませんでしたが、「半年間様子を見てから判断する」と答えてくれました。
その半年間、茂雄さんはごみ出しや掃除を担当し、手を抜かず続けました。少しずつ変わっていく姿に藤子さんの心も動き、最終的に離婚は取りやめ。夫婦はこれまでどおり生活を続けることになったのです。もちろん、家事分担はそのまま継続されました。
普段からお互いを思いやる心が大切
産後の夫の態度がきっかけとなり、その後も不満が積み重なって熟年離婚に至るケースは少なくありません。いざ離婚を突きつけられると、妻に頼りっぱなしだった夫の側は「自分は一人で生きていけるのか」という不安にさいなまれます。
確かに仕事をして家庭を支えるのは大変です。しかし、同じように子育ても大変なのです。特に、出産時には死ぬかもしれないくらいの痛みを耐え、子どもを産むのです。その苦労を理解し、まずは妻の体調や気持ちを優先する――それが熟年離婚を防ぐ大切なポイントといえるでしょう。
もし心当たりがあるなら、今からでも「あのときは申し訳なかった」と謝ってみることです。恨み言が返ってくるかもしれませんが、それだけ妻が我慢してきた証拠。自分の責任として受け止め、歩み寄ろうとする気持ちこそ、これからの家庭を変えるきっかけになるはずです。
新井智美
トータルマネーコンサルタント
CFP®
【注目のセミナー情報】
【事業投資】9月30日(水)オンライン開催
年商1,600万円・年間利益600万円のモデルケースを公開!
信頼のECCブランド「個別指導塾ベストワン」の経営戦略
【資産防衛】10月14日(水)オンライン開催
約30年ぶりの世界的金利変動が生み出した
新たな「お宝保険」の全貌
【関連記事】
■月20万円もらえるはずが…45歳・サラリーマン「ねんきん定期便」に抱いた違和感。「年金ルール」知らずにそのまま20年…65歳で受け取ることになる年金額に唖然「何かの間違いでは?」
■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】
■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】

