「あなた、お疲れさまでした。離婚してください」…〈貯蓄5,000万円〉〈年金月17万円〉65歳夫の穏やかな老後が一変。原因は40年前の「産後の恨み」【CFPの助言】

「あなた、お疲れさまでした。離婚してください」…〈貯蓄5,000万円〉〈年金月17万円〉65歳夫の穏やかな老後が一変。原因は40年前の「産後の恨み」【CFPの助言】
(※写真はイメージです/PIXTA)

「産後の恨みは一生」という言葉を聞いたことがある人もいるでしょう。熟年離婚の原因が、数十年前の産後に生じた不和だったというケースも少なくありません。今回はトータルマネーコンサルタント・CFPの新井智美氏が、熟年離婚によって発生する財産分与の内容や離婚を防ぐためのポイントについて解説します。

「子育ては妻の役割」という一方的な思い込み

振り返れば、茂雄さんは「子育てはすべて妻の役割」と当然のように考えていました。それこそが、藤子さんの恨みを買う原因になってしまったのです。

 

仕事が忙しくても、会社での仕事の時間は限られています。それに対して、母親となった藤子さんには24時間365日、母親としての仕事が待っていました。茂雄さんが会社から帰ったあとにおむつ交換や赤ちゃんをお風呂に入れてあげるなど、もっと子育てに参加し、藤子さんを労るべきでした。

 

ところが実際には、産後どころか、その後も家事や育児は藤子さん任せ。義家族との関係でつらい思いをしても、茂雄さんは庇ってくれませんでした。ちょっとした出来事のたびに「やっぱり私を守ってくれない」と感じ、産後の恨みが薄れるどころか、折に触れて思い出されるようになったのです。

 

もちろん40年以上の結婚生活には、笑顔や感謝の思い出もありました。しかし、ふと立ち止まると、そこには「ずっと一人で背負わされてきた」という感覚が消えずに残っていました。

 

子育てが終わり、夫の定年退職を迎えたとき、藤子さんの胸にあったのは「これから先も一緒に過ごしたい」という温かい感情ではなく、「この人と老後を共にするのはもう無理」という冷めた思いだったのです。

 

せめて、たった一言でも「いつも子どもの面倒をみてくれてありがとう」と感謝を伝えていれば、藤子さんの心も救われたかもしれません。

 

【12/18(木) 『モンゴル不動産セミナー』開催】

坪単価70万円は東南アジアの半額!! 都心で600万円台から購入可能な新築マンション

次ページ離婚の際の財産分与
カインドネスシリーズを展開するハウスリンクホームの「資料請求」詳細はこちらです
川柳コンテストの詳細はコチラです アパート経営オンラインはこちらです。 富裕層のためのセミナー情報、詳細はこちらです 富裕層のための会員組織「カメハメハ倶楽部」の詳細はこちらです 不動産小口化商品の情報サイト「不動産小口化商品ナビ」はこちらです 特設サイト「社長・院長のためのDXナビ」はこちらです オリックス銀行が展開する不動産投資情報サイト「manabu不動産投資」はこちらです 一人でも多くの読者に学びの場を提供する情報サイト「話題の本.com」はこちらです THE GOLD ONLINEへの広告掲載について、詳細はこちらです

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録