俺は出世なんて興味ない…年収2,500万円の役員同期を尻目に、スカし続けた大企業“万年ヒラ”サラリーマン…50歳で届いた「ねんきん定期便」に唖然としたワケ【FPが解説】

俺は出世なんて興味ない…年収2,500万円の役員同期を尻目に、スカし続けた大企業“万年ヒラ”サラリーマン…50歳で届いた「ねんきん定期便」に唖然としたワケ【FPが解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

株式会社マイナビの調査によれば、「管理職を辞めたい」と考える中間管理職は2割近くにのぼります。「責任を背負いたくない」「自由がなくなる」こうした理由から昇進を望まず、あえて“万年ヒラ”の道を選ぶ人が増えてきました。目先のワークライフバランスを考えれば、それは賢い選択に思えるかもしれません。しかしその選択が、数十年後の老後において自分の首を絞める結果に繋がる可能性も……。本記事では、FP相談ねっと・認定FPの小川洋平氏が、柴田茂さん(仮名)の事例とともに、生涯収入格差について解説します。

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完璧なはずだった“万年ヒラ”の人生

「管理職になったら自由がなくなるだけ」「責任を背負いたくない」「頑張ったところで給料は大して変わらない」

 

都内在住の柴田茂さん(仮名/50歳)は、大手メーカーに勤めて28年。これまで昇進の話があった時期もありましたが、そうしたセリフを口にして断り続けてきました。

 

同期には役員まで昇進し、年収2,500万円を稼ぐ者もいますが、柴田さんはいわゆる“万年ヒラ”として自分のペースで働く道を選んだのです。残業の少ない部署で人間関係にも恵まれ、40代のころからは趣味に生きることの充実感も味わっていました。年収は約500万円。独身の彼にとって、生活に困ることはありません。

 

「出世しなくても困らない」「重責を負いたくない」「たくさん稼いでも税金と社会保険料で引かれるだけ」そう考え、与えられた仕事だけを真面目にこなす毎日に満足していました。

 

しかし、50歳を迎えたある日、その完璧なはずだった人生計画は脆くも崩れ去ります。きっかけは、ポストに届いた一通の「ねんきん定期便」でした。

 

ねんきん定期便に記された「将来の自分」

ねんきん定期便に記されていた年金の見込額は、年間で約160万円。月額に換算すると、わずか13万円程度です。

 

「えっ……これだけ?」

 

唖然としてしまいました。退職まであと15年、退職金も1,500万円ほどある見込みとはいえ、「このまま年金だけで暮らしていけるのか?」という強烈な不安が、初めて彼を襲ったのです。

 

「人並みに稼いでいれば老後も安心だろう」という楽観は消え去り、ファイナンシャルプランナー(FP)に相談することにしました。

 

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