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隠れ富裕層の素顔
Aさんは現在61歳。大手企業に勤めた元会社員です。子どもはすでに独立し、60歳で定年退職したあとは、同い年の妻と二人で暮らしています。持ち家の住宅ローンは完済し、約20年間続けた投資と退職金により、60歳のとき、Aさん夫婦の金融資産は約1億円に達していました。そのうえ、長く夫婦共働きで妻は元公務員でしたから、65歳から受け取れる年金は二人合わせて420万円(月35万円)と余裕があります。
まさに“老後資産に不安なし”といえる状況ですが、暮らしぶりは質素そのもの。普段の外出は軽自動車で移動し、健康維持のための運動は市民プールで。買い物は近所の大型スーパーで、シニア割引の情報に精通しており、スーパーごとのカードのお得情報を把握し、使い分けています。
また、Aさんには盆栽の趣味がありましたが、家族や友人が遊びに来るときには、高級盆栽を目立たない場所に移動します。趣味で集めた盆栽は、どれも自慢の品ばかりでしたが、それでも、友人や近所の人にみられるのは避けたいと考えていたからでした。
「羨ましがられるより、同じ目線で気楽に過ごせるほうが安心だった」
一見すると普通の年金暮らしですが、そこには「富を隠す理由」がありました。
トラブル対策…子どもへの配慮と犯罪防止策
Aさん夫婦が語る理由はシンプルです。
・子どもに財産をあてにせず、自立して生きてほしい
・相続のときに揉め事の種を残したくない
・余計なトラブルに巻き込まれたくない
「親に財産があると思うと、子どもはどこかであてにしてしまう。自分の力で常識のある生活をしてほしいんです」
資産が知られることで、不要な相談や勧誘に巻き込まれることもあります。だからこそ夫婦は“普通の生活”を装い、心の平穏を得ていたのです。
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