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ライフプランとファイナンシャルプランの違い
ここで大切なのは「ライフプラン」と「ファイナンシャルプラン」を混同しないことです。
・ライフプラン:人生の青写真。どんな暮らしをしたいか、どんな価値観を大事にしたいかを描くもの。
・ファイナンシャルプラン:その青写真を実現するために、お金をどう準備/管理するかの計画。
たとえば「リタイア後は夫婦で旅行を楽しみたい」というのがライフプラン。それを実現するために「年に50万円の旅行費をどう確保するか」を数値化するのがファイナンシャルプランです。
今日から始める3ステップ
ライフプランは未来の地図であり、ファイナンシャルプランはその地図を現実に歩むための道筋です。リタイア前から、次の3つを始めてみましょう。
1.資産と収支を整理する:預貯金や投資、ローン残高などを書き出し、現在地を把握する。
2.将来の大きな出費を洗い出す:教育費、修繕リフォーム、介護など10年以内に予想される支出を確認する。
3.やりたい暮らしを言葉にする:趣味や旅行、仕事の続け方などを家族と話し合い、優先順位を決める。
Aさん夫婦のように、資産を持ちながらも“隠す”生き方を選ぶ人は少なくありません。しかし本当に大切なのは、隠すことではなくお金をどう活かすかです。ライフプランとファイナンシャルプランを行き来しながら考えることで、未来に向けて備えつつ、いまを楽しむお金の使い方がみえてきます。
まずは資産と収支を整理することから始めてみませんか。それが、未来の安心といまの充実を両立させる第一歩になります。
内田 英子
FPオフィスツクル代表
ファイナンシャルプランナー
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