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カップルが結婚式を挙げない理由
現在では結婚するカップルの数はピーク時の半数以下まで減少し、さらに既婚者のなかでも結婚式を挙げた割合は半数に満たない状況です。
ウエディング業界として、なぜ結婚式を挙げない、あるいは挙げたくないと考えるのか、その理由を理解することはとても大切なことだと考えています。
私は多くのカップルにヒアリングを行い、「結婚式を挙げない・挙げたくない理由」を分析した結果、以下の10項目に分類することができました。
1.お金がもったいない、お金がかかる
2.結婚式を挙げる意味を見いだせない、結婚式に価値を感じない
3 .結婚式の準備が面倒くさい
4.周りの人にご祝儀の負担をかけたくない
5.家族構成が複雑で、素直に考えられない
6.型にはまった結婚式は学芸会のようで、やる気にならない
7.記念に残すなら写真で十分
8.招待する人がとても少ないため、結婚式として成立しないと思う
9.主役になって目立ちたくはない、スポットライトを浴びたくない
10.披露宴はせずに挙式だけをしたいけれど、どうすればよいのかが分からない
結婚式を挙げない理由として最も多く聞かれるのは「お金がもったいない、お金がかかる」という経済的な負担です。結婚式は大きな費用がかかるため、経済的な事情から挙式を断念するカップルが少なくありません。
リクルートが発表した「ゼクシィ結婚トレンド調査2023(全国推計値)」によると、挙式と披露宴を合わせた平均費用は約327万円にのぼります。この数字を見て、「自分たちには結婚式を挙げるのは無理だ」と諦めてしまうカップルもいます。自分たちの予算内で実施する方法もあるものの、多くの人が300万円程度の蓄えがなければ結婚式は挙げられないと感じているのです。
特に若い世代では、職業や業種によって給与に大きな差があるため、お金の使い方について現実的で堅実な考え方をする傾向があるようです。それでは、経済的負担が大きな決定要因になるのは仕方ありません。
ほかにもさまざまな理由があるなかで、ウエディング業界に携わる者として、私は特に「結婚式を挙げる意味を見いだせない、結婚式に価値を感じない」という意見に注目すべきだと考えています。このようなカップルが増加していることについては、私たちウエディング業界に責任があると思うからです。
安部 トシ子
オフィース・マリアージュ
取締役会長
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