著者紹介

安部 トシ子

オフィース・マリアージュ

取締役 会長

1945年大分県の自営業の家に次女として生まれる。
活水女子短期大学卒業後、株式会社大分放送で秘書として勤務。結婚を機に退職し、実業家である夫を手伝い、事業の代表も務める。離婚を経験し、35歳で上京。輸入物のウエディングドレスを販売するショップで働くうちに、スタイリング・プロデュース・ウエディングのアテンダントの依頼が増えたことを機に起業を決意し退職。1983 年株式会社オフィース・マリアージュを設立。
1989年には、横浜博に合わせ2ヵ月半の間「洋上ホテル」として停泊したクイーン・エリザベス2(QE2)で結婚式の総監修を担当し、13組の挙式を約80日間の停泊期間に実施する。その後もウエディングプロデューサーの草分け的存在として活躍。ウエディングプランナー養成講座開講、一般社団法人ワールドワイドパーティプランナー協会(WPA)設立をはじめとした後進の育成にも尽力し、40年以上にわたりウエディング業界に携わる。2022年9月、オフィース・マリアージュの代表を退き、会長職に就任。

書籍

結婚式のこころ 二人の未来を彩る結婚式の魅力

『結婚式のこころ 二人の未来を彩る結婚式の魅力』

安部 トシ子

マイナビウエディングの調査によると、2023年7月~2024年6月の間に結婚した20~49歳の男女のうち、実際に結婚式を挙げたのは36.0%と半数を下回っています。結婚式を挙げないカップルは年々増加傾向にあり、結婚式は「しなくてもよいこと」と考える人も多く、その在り方も多様化しています。結婚式離れがここまで進んでいる要因には、挙式が困難であったコロナ禍を経たことがありますが、著者はそれに加えて、式自体の持つ本質や魅力が損なわれてしまったことを挙げています。 40年以上にわたりウエディング業界の第一線で活躍し、現在は後進育成のためのアカデミーを運営している著者によると、結婚式とは本来、両親や親族、友人たちに「感謝」を伝え、特別な「感動」をともに味わいながら、二人が夫婦としてともに歩む決意を示す「けじめ」の場でした。しかし近年、そのような大事な儀式としての役割を持つ挙式よりも、派手な演出や余興に重きをおいた披露宴ばかりが注目されるようになりました。そのため結婚式そのものがイベントやパーティのような印象になり、その結果結婚式離れにつながっているのだと著者は考えています。 こうした状況を打開するには、ウエディング業界に携わる人々が危機感をもって、改めて結婚式の本質や意味を考え直さなくてはならないといいます。 本書では、長くウエディング業界に身をおいてきた著者の知見を基に、結婚式のもつ本来の意味について解説しています。著者が手掛けた実際の挙式エピソードや、現場で感じた家族の想い、プランナーとして大切にしてきた信念について述べているほか、キリスト教式や神前式など基本的な挙式スタイルの違いや、それぞれの背景にある伝統的な考え方についても紹介しています。 ウエディング業界に携わる人だけでなく、これから結婚を迎えるカップルにとって、結婚式に込められた本来の意味を見つめ直させてくれる一冊です。

書籍紹介

掲載記事

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録