ゴールドオンライン新書最新刊、Amazonにて好評発売中!
『司法書士が全部教える 「一人一法人」時代の会社の作り方【基本編】』
加陽麻里布(著)+ゴールドオンライン (編集)
『富裕層が知っておきたい世界の税制【カリブ海、欧州編】』
矢内一好 (著)+ゴールドオンライン (編集)
『司法書士が全部教える 「一人一法人」時代の会社の作り方【実践編】』
加陽麻里布(著)+ゴールドオンライン (編集)
シリーズ既刊本も好評発売中 → 紹介ページはコチラ!
セパレート帰省に踏み切った理由
地方都市で暮らす榊真紀さん(仮名・38歳)は、7歳の娘と夫との3人家族です。真紀さんも夫も小学校の教員をしています。
真紀さんと夫は学生時代の同級生で、両方の実家も同じ県内にあります。しかしここ3年ほどは、それぞれの実家に別々に帰る「セパレート帰省」を続けています。
結婚して10年。以前は、お盆は夫の実家、年末は夫の実家で年越しをして、年明け2日か3日に真紀さんの実家に帰るのが習慣でした。しかし3年前、ある理由からセパレート帰省に踏み切りました。
同じ県内と言っても、夫の実家は真紀さんの住む街から車で2時間ほど。義両親とは程よい距離感を保っていましたが、真紀さんにはどうしても受け入れられないことがありました。それは義実家の「衛生感覚」です。
義実家では毎回、テーブルいっぱいの料理で歓迎してくれるものの、残った料理をそのまま放置し、翌日も食べるのが常でした。真紀さんは「もったいないのでラップして冷蔵庫に入れますね」と片付けていましたが、義両親は「明日も食べるからそのままでいい」と気にしない様子。頻繁に他人の家の冷蔵庫を開けるのもしんどくなっていきました。
また、お風呂場のバスマットがあまり替えられていなかったり、バスタオルを数日使い回していたりと、真紀さんには「あり得ない」と思えることが続きました。ここ数年は自宅からタオルを持参し、毎回洗濯機を借りていましたが、いちいちお伺いを立てて洗濯するのにも「疲れてしまった」と言います。
さらに、部屋の掃除が行き届いていないのも気になりました。義両親に許可を得て真紀さんが掃除をしていたのですが、後日「真紀さんは神経質すぎるのでは」と義母と義妹が話しているのを偶然、耳にし、気持ちが一気に冷めてしまいました。
決定的だったのは4年前の帰省です。帰宅後、娘が「腕がかゆい」と訴え、腕や足に赤い発疹が出ていました。真紀さんは「義実家で虫に刺されたに違いない」と直感し、ついに「もう義実家には行かない」と宣言。娘が泣きじゃくる姿を見た夫も「仕方ない」と渋々同意しました。
その後、お盆はそれぞれの実家に帰省するスタイルが定着。お正月だけは家族3人で義実家を日帰り訪問する程度になっています。
ゴールドオンライン新書最新刊、Amazonにて好評発売中!
『司法書士が全部教える 「一人一法人」時代の会社の作り方【基本編】』
加陽麻里布(著)+ゴールドオンライン (編集)
『富裕層が知っておきたい世界の税制【カリブ海、欧州編】』
矢内一好 (著)+ゴールドオンライン (編集)
『司法書士が全部教える 「一人一法人」時代の会社の作り方【実践編】』
加陽麻里布(著)+ゴールドオンライン (編集)
シリーズ既刊本も好評発売中 → 紹介ページはコチラ!
